美容点滴・内服薬・ダイエット治療(薄毛・EDなど)
肌のトラブルや、体がだるいなど体の不調はストレス社会に生きる現代人につきものです。点滴療法は、美容や健康に必要なビタミンやミネラルなど、その方のお悩みに応じて様々な有効成分を効率的に摂取することができます。
医療脱毛やレーザー治療など、他の施術をしながら同時に受けて頂くことができます。
美容点滴・注射
【1】高濃度ビタミンC点滴 【2】白玉点滴・美肌注射 【3】ニンニク注射 【4】エクソソーム・幹細胞培養上清液
美容内服薬・ダイエット薬など
【1】美容内服薬・ニキビ治療薬 【2】メディカルダイエット 【3】薄毛治療薬 【4】ED治療薬 【5】アフターピル(緊急避妊薬)
美容点滴【1】 高濃度ビタミンC点滴
【高濃度ビタミンC点滴】
アンチエイジングや美容効果の高い点滴治療
ビタミンCは紫外線やストレスによるメラニン生成を抑制し、シミ・くすみ・肝斑などを改善するとともに、コラーゲン生成するため、シワ・たるみの防止にもなります。
アンチエイジングや美肌効果に優れているビタミンCですが、ビタミンCを多く含むレモンでも、1個当たりのビタミンC含有量は約20mgですので大量に摂取することはできません。またビタミンCは一定の体内濃度を超えると自然に排出されるため、食べ物やサプリメントから効率良く摂取しにくいものです。
点滴ではビタミンCを効率よく摂取できる
点滴は血管に直接投与することができるため、大量のビタミンCを効率よく摂取し、血中濃度を上げることが可能です。
高濃度ビタミンC点滴の効果は1週間程度であり、定期的に投与することが必要です。
効果・効能
抗酸化作用、アンチエイジング、シミ・くすみ・肝斑の改善、美肌効果、アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー症状改善、免疫力向上、抗がん作用
1)高濃度ビタミンC 50g未満:美肌、免疫力・体力回復
2)超高濃度ビタミンC 50g以上:抗がん作用
こんな方にオススメ!
● アンチエイジング希望の方
● 白く美しい肌になりたい方
● 肌の潤いを取り戻したい方
● お肌のシミ、肝斑などが気になる方
● 肌荒れを改善したい方
● すぐに風邪を引く方
● 疲れやすい方
● 抗がん治療中の方
①単体でも効果の高い高濃度ビタミンC点滴ですが、「白玉点滴」と合わせて点滴することで、より効果的に美白をしながらニキビや肌荒れ改善が期待できます。 また肝機能の向上や免疫力の向上の効果もあります。身体の内側から元気に美しくケアをしたい方におすすめの組み合わせです。
②皮膚や粘膜を健やかに保つビオチン、肌と髪の健康を保つパントテン酸を追加トッピングすることも可能です。
推奨ペース
月に2~4回
定期的に受けることをおすすめします。即効性もありますが、通常2~3回の継続でより効果を実感することが多いです。
高濃度ビタミンC製剤について
当クリニックでは品質の高い高濃度ビタミンC(英国マイラン社製)を使用しており、日本国内の多くの医療機関で使用実績があり安全性は確認されていますが、日本における医薬品医療機器等法上の承認を得ておらず、医師の個人輸入により海外から輸入した未承認薬を使用しております。国産のビタミンC注射薬には全て防腐剤が添付されており、高濃度の点滴には適していません。
点滴治療の準備としてG6PD異常症スクリーニング検査の採血を行う必要があります。G6PD欠損症は日本人には稀(1,000人中数人)にある症状で、この症状がある方に高濃度ビタミンC12.5g以上の点滴を行うと溶血性貧血がおこる可能性があるためです。
【高濃度ビタミンC点滴の効果・効能】
①アンチエイジング・美肌効果
高濃度ビタミンCは線維芽細胞に働きかけ、コラーゲンやエラスチンを産生します。セラミドを作るよう働きかけ、肌の水分量が増えます。そのため肌の肌理が整い、ハリのある肌となり、たるみや小ジワの目立たない肌をめざすことができます。
②シミ・くすみ・肝斑の改善
高濃度ビタミンCがメラノサイトに直接作用してメラニン産生を抑えることで、シミ・くすみ・肝斑を改善します。
③肌荒れ、ニキビ、アレルギー症状の改善
高濃度ビタミンCは免疫力を正常化させるため、アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患の改善効果があります。抗炎症作用により、肌荒れの改善、アトピーのかゆみを抑えます。またセラミドを生成することで、肌のバリア機能が正常化し、肌荒れが改善します。
④抗酸化作用によるアンチエイジング効果
高濃度ビタミンCが体内の酸化を防ぎ、老化を緩やかにする効果が期待できます。
⑤疲労回復、免疫力向上、抗ストレス作用
ストレスによってビタミンCを多く消費するため、高濃度ビタミンC点滴で効率よく補うことで疲労回復を早め、ストレスを緩和します。また免疫機能の向上により、風邪症状などの改善や予防効果も期待できます。
⑥抗がん作用
1970年代前半に米国のライナス・C・ポーリング博士(1954年ノーベル化学賞)とスコットランド外科医キャメロン博士の2人はビタミンCを静脈内に投与することでがん患者の生存率が延長することを学会に発表しました。2005年、アメリカ国立衛生研究所(NIH)が「高濃度ビタミンC点滴は、がん細胞のみ選択的に攻撃する」と抗がん作用が証明されています。現在ではさらに多くの論文が発表されており、がんの予防・再発予防としても効果的であるとともに、がん患者の痛み・倦怠感・食欲低下・不眠などの症状を改善し、生活の質(QOL)を維持する効果があります。抗がん剤や放射線治療と異なり副作用が少なく、継続しやすい補助療法です。
【がんに対する高濃度ビタミンC点滴療法】
高濃度ビタミンC点滴療法は、がんの予防・再発予防として効果的であるとともに、がん患者の痛み、倦怠感、食欲低下、不眠などの症状を改善し、QOL(生活の質)を改善するとの論文報告があります。高濃度ビタミンC点滴は化学療法のようなつらい副作用がなく、がん細胞を選択的に作用することを利用した代替療法の一つとされています。
しかし、あくまでも代替療法であって、標準治療にとってかわるものではありません。がん治療の第一はエビデンスのある標準治療であり、代替療法は標準治療の効果を高め、その副作用を軽減させることが目的の補助療法と考えています。そのため有効な抗がん剤や放射線治療など標準療法との併用治療を推奨しています。
こんな方にオススメ!
- がんの標準治療が無効もしくは効果が低い方
- がんの標準治療の効果をより確実にしたい方
- がんの標準治療の副作用を少なくしたい方
- 体調を維持しながら、がんの寛解期を延ばしたい方
抗がん剤や放射線療法と併用できる補助療法
ビタミンCは抗がん剤の副作用を軽減し、抗腫瘍効果を高めるというデータがあります。また症状緩和の効果も臨床的に確認されています。そのため栄養状態や全身状態の悪化を防ぐという点で大きな価値があります。
栄養状態や全身状態の悪化は、抗がん剤治療をスケジュールどおりに完遂できない要因となります。高濃度ビタミンC点滴療法を併用することで、標準治療を継続することができるように体調管理することができると考えられます。
推奨ペース
週に2~3回
抗がん剤や放射線治療と併用される方、この治療法を単独でされる方も同じ回数で点滴治療を行います。多くは1回で50g以上のビタミンCを点滴で投与することになります。
- 最初はビタミンC12.5gから点滴を始め、25gから50g以上へと増量します。
- 点滴頻度は、治療開始時は週に2〜3回で3ヶ月継続します。
- その後の経過で週に1回を3ヶ月継続し、その後は2週に1回で点滴継続します。
- ビタミンCの量と点滴頻度は病状によって変更します。
高濃度ビタミンC点滴の副作用や注意点
- 高濃度ビタミンC25g以上の場合は初回にG6PD検査の血液検査が必要となります。
- 妊娠中の方、腎臓機能が悪い方、透析中の方、G6PD欠損症の方などは受けられません。
- 空腹時の場合、低血糖を起こす可能性があります。
- 注射部位及び周囲の疼痛、発赤、皮下出血斑、感染等を起こす場合がありますが、通常は数日以内に自然軽快します。
未承認医薬品等(異なる目的での使用)
美容目的等の使用については国内で承認されていません。保険適用外の自費診療となります。
入手経路等
当クリニックでは品質の高い高濃度ビタミンC(英国マイラン社製)を使用しており、日本国内の多くの医療機関で使用実績があり安全性は確認されていますが、日本における医薬品医療機器等法上の承認を得ておらず、医師の個人輸入により海外から輸入した未承認薬を使用しております。
美容点滴【2】白玉点滴・美肌注射
【白玉点滴(グルタチオン点滴)】
白玉点滴とはグルタチオンを主成分とした「美白・美肌」に効果的な点滴です。
グルタチオンは体内に広く分布するグルタミン酸、システイン、グリシンの3つのアミノ酸が結合したトリペプチドです。
- グルタミン酸 :成長ホルモンの分泌を促し、免疫力を高める
- システイン :メラニン色素の生成を抑制する、ターンオーバーを正常に戻す
- グリシン :コラーゲンを生成し美肌に導く
効果・効能
グルタチオンは解毒作用から、自家中毒、つわり、妊娠中毒、薬物中毒、慢性肝炎の治療に使用していた副作用も非常に少ない医薬品です。強力な抗酸化作用があるため、アメリカでは抗癌剤の副作用による指先のしびれなどの治療や、パーキンソン病の機能改善と病状進行のにも抑制に使用されています。
白玉点滴のアンチエイジング効果
- シミの原因となる「メラニン」の生成を抑える効果
- 老化防止・エイジングケア
- 肝機能改善、疲労回復
- 二日酔いの改善
- 免疫力の向上
- アレルギー症状の改善
グルタチオンの効果
- 慢性疲労症候群の症状改善
- 重金属(水銀、鉛、有機リン)のデトックス
- 抗癌剤に対する末梢神経障害の予防や治療
- 閉塞性動脈硬化症の血流改善
- パーキンソン病(症候群)に対する治療
- レビー小体型認知症の予防や治療
- 多発性硬化症、進行性核上性麻痺などの神経難病の改善
こんな方にオススメ!
● アンチエイジング希望の方
● 白く美しい肌になりたい方
● 肌の潤いを取り戻したい方
● お肌のしみ、くすみ、肝斑などが気になる方
● 肌荒れを改善したい方
● 飲酒の機会の多い方
推奨ペース
月に2~4回
定期的に受けられることをおすすめします。数回で美白効果を実感できますが、効果を持続させるためには治療継続する必要があります。
副作用・リスク
基本的に副作用の少ない点滴治療です
- 注射部位及び周囲の疼痛、発赤を起こす場合がありますが、自然軽快します。
- ごくまれに発疹、蕁麻疹、吐き気、頭痛を起こす場合がありますが、症状は軽度です。
- 白玉点滴で白髪が増えるという口コミを目にすることがありますが、科学的な証拠は存在しません。
【高濃度ビタミンC点滴+白玉点滴】
単体でも効果の高い白玉点滴ですが、高濃度ビタミンC点滴と組み合わせることで、より効果的に美白をしながら、ニキビや肌荒れを改善できます。 また、肝機能向上や免疫力向上の効果があり、身体の内側から元気に美しくケアをしたい方におすすめの組み合わせです。
【ハイフトーニング+グルタチオン点滴】
ハイフトーニングとは、ウルトラフォーマーMPTの円形ハンドピースと専用ジェルによる施術で肌の引き締めながら、全顔にグルタチオン+39種類の美容成分を肌に浸透導入させることができる美白・美肌治療です。グルタチオン点滴(白玉点滴)を合わせて行うことで、体の内側と外側の両面から美白・美肌効果が得られます。
【パーキンソン病に対するグルタチオン点滴治療】
グルタチオンは脳にとって最も重要な抗酸化物質の1つであり、脳内の活性酸素を除去し、脳神経細胞を守るという役割を担っています。パーキンソン病患者の脳内では、グルタチオンが減少していることがわかっています。
そこで大量のグルタチオンを点滴することで脳の神経細胞の脱落や変性を抑え、運動機能を改善するグルタチオン治療治療が注目されています。
イタリアのSassari大学ではこの点滴治療で手足の振戦、筋硬直、動作緩慢、姿勢の異常や歩行障害などのパーキンソン病の症状が明らかに改善され、6〜7割の方に改善効果が期待できると報告されました。アメリカでもパーキンソン病の機能改善と病状進行の遅延を目的としてグルタチオン点滴療法が行われています。通常のパーキンソン病に対する治療薬が効かない症例に対して臨床試験が行われており、症例によっては非常に高い効果が認められています。日本ではパーキンソン病治療には未承認医薬品であり自費診療となります。
グルタチオン点滴の流れ
- グルタチオン800mgから開始し、徐々に投与量を増やしていきます。通常はグルタチオン2000mgが維持量になります(3000mgまで増量可能)。
- 最初の1ヶ月は週2〜3回で点滴を行ないます。有効率は40~60%で、投与1~2回の点滴で効果を実感するとされています(劇的に効果がある場合から効果が実感できない場合まで個人差があります)。
- 初期治療で徐々に病状の改善が認めれば、維持治療として週に1回で治療継続とします。
未承認医薬品等(異なる目的での使用)
美容目的等の使用については国内で承認されていません。保険適用外の自費診療となります。
入手経路等
国内の医薬品卸業者より国内の承認薬を仕入れています。
【美肌注射】
①ビオチン(ビタミンH)
ビオチンとは、ビタミンB群の一種であり、ビタミンHとも呼ばれる栄養素でカルボキシラーゼの働きを助ける補酵素です。
効果・効能
ビオチンには、肌や髪・爪を作るために必要なケラチンと呼ばれるタンパク質の生成を助ける作用があるため、保湿成分であるコラーゲンや、セラミドの生成を促し、肌のハリやうるおいなど美肌効果や、抜け毛などを改善する効果があります。
また皮膚の炎症やかゆみの原因となるヒスタミンという物質の産生を抑える働きがあり、アトピー性皮膚炎とビオチンの関連が注目され、皮膚トラブルの改善やアトピー性皮膚炎の治療にも有効だと考えられています。
こんな方にオススメ!
- アトピー性皮膚炎やさまざまな皮膚炎の改善
- 皮膚や髪の毛、爪の健康維持
- 脱毛や白髪の予防
- 疲労回復
②パントテン酸(ビタミンB5)
パントテン酸は、ビタミンB群の一種でありビタミンB5とも呼ばれる栄養素です。
効果・効能
肌のターンオーバー促進やビタミンCの働きを助けることでコラーゲンの合成を促進します。皮膚や毛根へ栄養をあたえ、肌や髪の健康保持を担っています。ニキビや肌荒れ、皮膚炎、脱毛、副腎障害、末梢神経障害、易疲労感に効果があります。
こんな方にオススメ!
- 皮膚や髪の毛、爪の健康維持
- 肌荒れ、脱毛や白髪の予防
- 疲労回復
※皮膚や粘膜を健やかに保つビオチン、肌と髪の健康を保つパントテン酸を各種点滴に追加トッピングも可能です。
推奨ペース
週に1~2回
定期的に受けられることをおすすめします。有効成分を直接血管に注入できるため吸収効率が高く効果を実感しやすいですが、効果を持続させるためには治療を継続する必要があります。
副作用・リスク
基本的に副作用の少ない点滴治療です。
- 注射部位及び周囲の疼痛、発赤を起こす場合がありますが自然軽快します。
- ごくまれに下痢、腹痛を起こす可能性がありますが症状は軽度です。
未承認医薬品等(異なる目的での使用)
美容目的等の使用については国内で承認されていません。保険適用外の自費診療となります。
入手経路等
国内の医薬品卸業者より国内の承認薬を仕入れています。
美容点滴【3】ニンニク注射
ニンニク注射とは、ビタミンB1(フルスルチアミン)を主成分とする注射薬の通称です。
ビタミンB1は、体内エネルギー生産を高め、新陳代謝を促進し、慢性疲労や倦怠感などの回復に効果があります。
効能・効果
ビタミンB1には疲労物質である乳酸を分解する働きがあり、疲労回復効果が期待できます。肉体疲労や肩こり、倦怠感などを軽減してくれます。疲労回復や免疫力を高める効果だけでなく、美容効果やダイエット効果も期待されています。
ニンニク成分が入っているのではなく、静脈点滴中にニンニクと似た香りがすることから名付けられました。あくまで注射された本人がニンニク臭を感じるだけで息や体臭がニンニク臭くなるわけではありません。
こんな方にオススメ!
- 疲労回復
- 風邪、肩こりや腰痛などの改善
- 美容効果・美肌効果
- ダイエット効果
推奨ペース
週に1~2回
疲れている時や風邪を引きそうと感じた時、ひどい肩こりや腰痛がある時など、症状に合わせて注射を行うとより効果を実感することができます。慢性疲労で定期的に注射する場合には、1週間に1〜2回程度をおすすめしています。
ニンニク注射の注意点や副作用
基本的に副作用の少ない点滴治療です。
- 注射部位及び周囲の疼痛、発赤等を起こす場合がありますが自然軽快します。
- ごくまれに成分そのものにアレルギーがある場合もあります。
- ごくまれに頭痛、悪心、発疹、掻痒感、蕁麻疹を起こす場合があります。
未承認医薬品等(異なる目的での使用)
美容目的等の使用については国内で承認されていません。保険適用外の自費診療となります。
入手経路等
国内の医薬品卸業者より国内の承認薬を仕入れています。
美容点滴【4】エクソソーム点滴
エクソソームは、成長因子を取り除くことなく濃縮し、不純物のみを極限まで除去することに成功した有効因子が高濃度に含まれる濃縮脂肪幹細胞培養上清液です。
幹細胞培養上清液は老化した細胞や傷ついた組織を再生する治療に有効なため、エクソソームの点滴治療を行えば、短時間で体内にさまざまな成長因子を含んだ幹細胞を効率よくダイレクトに体内に摂取することができます。
「若いころのように力が湧かない」「肌の老化が気になる」などお悩みの方は治療効果を感じやすいとされます。またエクソソームをメソガン・ウルティムガンで皮下に直接注射することで、肌のハリやシワの改善、シミやくすみ、ニキビ、肌質の改善など様々な効果が期待できる再生治療になります。詳細は下記ページも参照ください。
副作用・リスク
- エクソソームは生体分子なので、異物である合成製剤などと比べると安全性は高いです。
- ごくまれにアレルギー反応や薬疹、アナフィラキシーを起こす可能性があります。
- 注射部位及び周囲の疼痛、発赤等を起こす場合がありますが自然軽快します。
- ごくまれに悪心、発疹、掻痒感、蕁麻疹を起こす場合があります。
- 生体分子の成分を注入するため、点滴後は献血ができなくなります。
治療がお受けできない方
- 悪性腫瘍の治療中の方
- 活動性の癌または過去6ヶ月以内に寛解した方
- 過去3カ月以内に免疫学的薬物毒性を示した方
- 過去に製剤に対する過敏症が認められた方
内服薬・注射【1】美容内服薬・ニキビ治療薬
【美容内服薬】
1. トラネキサム酸
止血作用、抗アレルギー作用、抗炎症作用を持つ抗プラスミン薬です。肝斑治療において幅広く使用されています。
効果・効能
紫外線や女性ホルモンによって皮膚が刺激されるとプラスミンが産生されます。このプラスミンはメラノサイトを活性化させる作用があり、シミや肝斑の原因となります。
トラネキサム酸は、メラノサイト活動性を抑えることで、シミや肝斑を改善します。また抗炎症作用によって、美白効果だけでなく、炎症後の色素沈着を抑えるため、レーザー治療後に内服することで炎症後色素沈着(PIH)を和らげる効果もあります。
- メラノサイトの活性化を抑制し、メラニン産生を抑える
- 美白効果
- レーザー治療後の炎症後色素沈着の予防
- 咽頭痛や口内炎の改善
- 止血効果
用法・容量
1回1錠 1日3回内服
副作用・リスク
副作用の少ない内服薬ですが、稀に発疹・掻痒感などの過敏症、悪心・下痢・胸やけの消化器症状の副作用が起こる可能性があります
以下のような特定の背景を有する方や合併症・既往歴等のある方には慎重投与となります
- 血栓症のリスクのある方
- 脳梗塞や心筋梗塞の既往歴のある方
- 妊娠中の方・授乳中の方
- ピル内服中の方
肝斑に対する保存的治療
肝斑ではプラスミンによりメラニン産生されるとともに、真皮にも炎症反応が生じています。トラネキサム酸の内服は、メラノサイト活動性を抑制しメラニン産生を減らし、また抗炎症作用によって肝斑の改善がみられます。
肝斑に対してのトラネキサム酸内服治療は1~4ヶ月程度で効果が出てくることが多いです。早ければ2週目から肌が明るくなったなどの色調の変化を感じる方もいます。内服期間としては約6カ月を目安に継続します。その後は一度休薬の期間を設けて、永続的に内服継続するのは避けた方がいいと考えられています。
これはトラネキサム酸内服に伴う副作用として血栓症の可能性があるためです。ただし低用量の内服治療(750mg/日)では血栓症を合併する可能性は極めて低いですが、血栓症のリスクが高いと指摘されたことがある方は使用を控えた方がよいと考えます。また喫煙やピル内服によっても血栓傾向が高くなる可能性がありますので診察時にご相談ください。
2. シナール配合錠
ビタミンCを主成分とし、肌の調子を整え、シミの予防と改善の効果が期待できる内服薬です。
効果・効能
アスコルビン酸(ビタミンC)とパントテン酸カルシウム(ビタミンB5)が配合されており、アスコルビン酸はメラニンの生成抑制、抗酸化作用による美肌効果、コラーゲンの生成促進、またパントテン酸カルシウムがビタミンCのはたらきを助けます。蓄積されたメラニンに直接作用し色素沈着の改善効果があります。ビタミンCとEの併用内服療法でより効果が高いと報告されています。
- シミ・そばかす・日焼けなどの色素沈着の改善
- 美白効果
- メラニン生成抑制
- 抗酸化作用
- 皮脂分泌抑制、ニキビなどの炎症の改善
- 疲労回復
用法・容量
1回1錠 1日3回内服
副作用・リスク
副作用の少ない内服薬ですが、稀に身体に合わない場合、胃の不快感、悪心、嘔吐、下痢など消化器系の副作用の可能性があります
3. ユベラ
トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE)を主成分とし、抗酸化作用と肌のターンオーバーを促進する内服薬です。
効果・効能
肌のターンオーバーが正常化すると皮膚の表皮と真皮の間の基底膜で作られたメラニンが排出されやすくなるため、シミ・そばかす・色素沈着を改善する効果があります。また抗酸化作用により、紫外線などが原因で発生した活性酸素を抑えることで肌の老化を防ぎます。ビタミンEには血流を改善させる作用があるため、血行不良が原因で起こるしもやけや手足の冷え、肩こりの改善にも効果的です。
- シミ・そばかす・日焼けなどによる色素沈着の改善
- 血行不良によるしもやけ改善
- 冷え改善
- 肩こり改善
- コレステロールや中性脂肪の改善
用法・容量
1回1錠 1日3回内服
副作用・リスク
副作用の少ない内服薬ですが、稀に身体に合わない場合、便秘や胃の不快感など消化器系の副作用の可能性があります
4. ハイチオール
アミノ酸の一種であるL-システインが主成分として配合されている内服薬です。
効果・効能
メラニン色素の生成を抑えてシミを改善します。ターンオーバーを正常化させる作用により、メラニンの排出を促進し美白効果があります。また毛穴つまりやニキビの改善も期待できます。身体の代謝を活発にする作用があるため、蕁麻疹や二日酔いを改善することもできます。
- ターンオーバー促進による美白効果
- シミ・そばかす・日焼けなどによる色素沈着の改善
- 蕁麻疹などの肌トラブル改善
- ニキビ・ニキビ跡の改善
- 疲労回復
- 二日酔い改善
用法・容量
1回1錠 1日3回内服
副作用・リスク
副作用の少ない内服薬ですが、稀に身体に合わない場合、悪心、下痢、口の乾き、軽度の腹痛などの副作用の可能性があります
【ニキビ治療薬】
イソトレチノイン
イソトレチノインはニキビ治療の切り札とも言える内服薬です。アメリカでは1982年に承認されています。イソトレチノインは皮脂腺の分泌を抑制し、さらに皮脂腺そのものを小さくさせる効果があります。副作用のため慎重に使用しなければいけない薬剤ですが、高い治療効果が見込まれます。 保険治療で改善しない方は試してみてもよいと思われます。 強力な薬剤であるため、医師の指示の下、用法用量を守って使用していただくことが重要です。
アクネトレントはイソトレチノインというビタミンAの一種で、皮脂の分泌を抑える作用、アクネ菌に対する抗菌作用、抗炎症作用に優れているため、重症の炎症性ニキビに対して効果があります。海外では、中等度~重度のニキビ治療に広く用いられ、欧州や米国の治療ガイドラインでは高いレベルで推奨されており、全世界で30年以上前から使用されています。使用した90%以上の患者様で改善が見られ、再発率は30%以下という報告があります。きちんとご自身に合った治療期間を経て終えれば、長期間ニキビを大幅に減らすことができます。内服治療後3~5年はニキビが作られにくくなることが検証されています。
日本では厚生労働省の認可がおりてないため保険適応されていませんが、欧米ではニキビ治療に必要不可欠な薬剤として認知され、ニキビ治療の切り札と言われています。
こんな方にオススメ!
- 重度のニキビで悩んでいる方
- 中等度のニキビで保険治療では再発を繰り返す方
- 保険治療でニキビの改善が見られなかった方
- 強いしこりやニキビ跡が出来てしまう方
- 酒さ(丘疹膿疱型酒さ、鼻瘤)で悩んでいる方
効果・効能
1.皮脂腺を収縮することで正常化する働きがあります。また治療終了後も正常化している割合が多いと報告されております。皮脂腺が正常に働くことで、ニキビの炎症が起こりにくくなります。
2.皮脂腺を退縮させ皮脂分泌を大きく減らす作用があります。逆にその副作用として乾燥が起こります。最初から保湿していく必要があります。治療終了後もある程度は皮脂量の減少が継続されます。
3.アクネ菌に対する細胞の免疫応答を正常化する作用があることも報告されています。炎症を起こしにくくすることでニキビの悪化を防止します。
用法・容量
1回20㎎1錠 1日1回食後に内服を4~6ヶ月間
通常1日20mgから治療を開始し、症状を確認しながら患者様毎に投与量を調整します。皮膚のターンオーバーが促進されるため、最初の数週間は皮むけなどの副作用が起こりやすく、また皮膚の新陳代謝が激しくなり、むしろニキビの症状が悪化(好転反応)することがありますが、1ヵ月ほどすると、皮膚がそのターンオーバーに順応してきて、既存のニキビは改善し、新規のニキビができにくくなり、2~3ケ月ほど継続することでニキビの改善が見られます。ただしイソトレチノインでの治療目的は今あるニキビをなくすだけでなく、改善後の再発も防ぐための治療なので、半年程度継続を行っていく必要があります。治療期間は通常4~6ヶ月間を1クールとします。
寛解状態を保つためには累計内服量120-150mg /kgの内服を行えば、ニキビの再発が少なくなるとの報告があります。治療期間はニキビが完全に消失するまで続ける必要があるため、ニキビの状態によっては延長することもあります。2クール目を希望される場合には少なくとも2~4ケ月の休薬が必要です。
適応のある方で処方希望の方には、治療開始前に血液検査が必要となります。検査結果で内服治療が可能かどうか確認します。治療前、治療後1ヶ月、その後は3ヶ月に1回は血液検査が必要となります。
治療を受けられない方
- 15歳未満の方や成長期で身長が伸びている方
- 妊娠中の方、妊娠希望・妊活中の方
- 授乳中の方
- イソトレチノイン製剤、トレチノイン製剤、ビタミンAでアレルギーを起こしたことのある方
- テトラサイクリン系の薬剤を内服されている方
- うつ病、その他の精神疾患で治療中の方
- 肝機能障害のある方
- 中性脂肪、コレステロールの高い方
- ビタミンA過剰症の方
- 大豆アレルギーの方(アクネトレントには、大豆油が含まれているため)
- 炎症性腸疾患で治療中の方
- レーシック手術の前後6ヶ月の方
副作用・リスク
イソトレチノインは難治性のニキビに絶大な効果をもたらしますが、その分副作用にも注意する必要があります。
イソトレチノインの重大な副作用に催奇形性があります。妊娠中の女性に投与すると流産や胎児の奇形を引き起こすことがあります。そのため、治療中と治療前後1ヶ月間(できれば内服終了後6ヶ月間)は、避妊が必要です。妊娠や授乳は絶対に避けて下さい。妊娠を考えておられる女性の方は、計画をしっかり立てた上での治療を検討していただきますようお願いしております。また男性の場合も、治療中と治療後1ヵ月間は避妊が必要です。内服期間中と内服後1か月間は献血をしないでください。
イソトレチノイン内服中は皮膚がより乾燥しやすくなり、唇などにひび割れが起こる可能性があるため十分な保湿が必要です。光過敏症にもなりやすいため、紫外線の影響を受けやすく十分な日焼け止め対策が必要となります。また内服中は皮膚のターンオーバーが促進され、皮膚が弱くなっている状態ですので、レーザーや光治療による副作用も平素よりも受けやすくなります。特にイソトレチノインの内服開始前1ヵ月~開始後2か月は注意が必要です。
その他の副作用として、時に精神面にも影響を与えることがあり、うつや自殺念慮などの精神障害があげられます。しかしニキビに悩まされている人はニキビがあることで生活の質が低下したり、うつ状態になったりする場合もあります。イソトレチノインによる治療でニキビが改善されると、生活の質が向上し、うつ状態が改善されるといったケースもあります。
- 流産、催奇形性
- うつ、精神病などの精神疾患
- 皮膚の乾燥、口・鼻の乾燥
- 発疹、軽度の痒み、落屑
- 眼瞼炎、結膜炎
- 筋肉痛や関節痛
- 肝機能異常
- 血液中のコレステロール値の上昇
- 脱毛
- 頭痛、めまい、吐き気
未承認医薬品等(異なる目的での使用)
アクネトレント(イソトレチノイン)は医薬品医療機器等法において、未承認の医療機器または医薬品となります。
入手経路等
日本における医薬品医療機器等法上の承認を得ておらず、医師の個人輸入により海外から輸入した未承認薬を使用しております。
国内の承認医薬品等の有無
同一の成分・性能を有する国内の承認医薬品等はありません。
諸外国における安全性等に係る情報
副作用として報告されているもの:流産、胎児催奇形
内服薬・注射【2】メディカルダイエット
【GLP-1ダイエット】
従来のダイエットは、自らの強い意思で食欲を抑え我慢するダイエットでした。
メディカルダイエットでは、食欲の抑制や満腹感持続により、食べ過ぎや間食を制限することができます。自然と摂取カロリーや食欲が減ることから、ストレスを感じにくくダイエットが可能となります。
ダイエットの成功の鍵は食事です。1日の総カロリーをセーブすることが重要であり、GLP-1ダイエットは強力なサポーターとなります。健康的にダイエットを継続するためにタンパク質やビタミンなどの必要な栄養素の摂取不足には注意が必要です。
ただしダイエットは短期間に結果を出すことにこだわるよりも、適切なサポートで計画的に時間をかけて体重を減らしながら、日常生活の食事量や食事内容を見直し、数カ月かけてその食生活の変化に適応するようにしていくことが大切となります。
メディカルダイエット導入からメンテナンスダイエットまでサポート
GLP-1ダイエットをまずは3-6ヵ月間を目安に治療継続することでダイエットを無理なく行います。その後の経過によりますが目標体重まで減量できれば、リバウンドしにくい体質や生活習慣を継続するためにメンテナンスダイエットへ移行していきます。
こんな方にオススメ!
- 自力ではダイエットが続かない方
- 年齢とともにやせにくくなってきている方
- 内臓脂肪が多い方
- 他のGLP-1ダイエットで効果が実感できなかった方
1.GIP/GLP-1受容体作動薬:チルゼパチド
チルゼパチド(製品名:マンジャロ)は、グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド(GIP)とグルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)の2つの受容体に作用する持続性GIP/GLP-1受容体作動薬です。
オゼンピックやリベルサスはGLP-1単独の作用であるのに対して、マンジャロはGLP-1とGIP受容体の両方に作用することでより体重減少効果が高いことが報告されています。
効果
①過剰な食欲を抑える
満腹中枢に働きかけて過剰な食欲を抑えます。いつもよりも少ない量で満腹感があるため、自然と食べる量が減ります。
②満腹感が持続する
食べた物の胃から小腸への移動をゆっくりにさせて、食べ物が胃に入っている時間を長くするように働きます。そのため満腹感が持続しやすいため、食事量も自然と減り、また間食も減ります。
③基礎代謝を上げて脂肪を分解しやすくする
基礎代謝を上げ、脂肪の分解を促進します。基礎代謝が上がると、1日に消費するエネルギー量も増えるため、太りにくい体質になります。
痩せるホルモン:GLP-1/GIP
GLP-1:食事をとると小腸から分泌されるホルモン
- GLP-1は食後の血糖上昇を抑制します
- 摂取した食べ物を胃から小腸への移動を遅らせます。食べ物が胃に溜まりやすくなることで満腹感が持続することで、1回の食事量が減り、間食も減ります
- 脂肪に働きかけ、基礎代謝が上がり太りにくい体質になり、脂肪肝も改善します
- 免疫系や腎臓に働くことで余分な水分、塩分を排出させます
- GLP−1は血糖値が高い時にだけ反応するため安全で効果が期待できる薬剤です
GIP:膵臓で分泌されるホルモン
- 脳の満腹中枢に働きかけて、過剰な食欲を抑えます
- 食欲を生理的に無理なく抑えることで自然に食事量が減ります
用法・容量
週1回投与の皮下注射製剤
2.5mgから導入開始し、4週後に5mgへの増量が可能となります。状態に応じて増減でき、最大15mgまで増量できます。糖尿病治療薬として承認されていますが、ダイエット治療としては保険適応でないため自費診療になります。
胃腸障害等の発現の場合の対処方法
- 本剤の減量又は漸増の延期
- 1回あたりの食事量を減らす
- 脂っこい食事を減らす
- 満腹感を感じたら食事をやめる
- 対症療法薬(制吐薬、止瀉薬など)を内服する
【GLP-1ダイエット】
- 当院は内科クリニックであることから、マンジャロでのダイエットを安全にサポートすることができ、副作用の出現時にも総合内科専門医による診察・治療が可能な万全の体制となっております。
- 食事療法や運動療法と上手く組み合わせて、「食事量が減る」「食事の内容が変わる」といった食行動の変化からダイエットを無理なく継続することができます。
- マンジャロの強い食欲抑制効果を持ってしても、食欲が抑えられず食べてしまう人がいます。注射を打つだけでなく、なぜ太ってしまうのか、どこで余分なカロリーを摂食してしまうのかを見つめ直し、その食生活を見つめ直さない限りはダイエットは成功しません。
- 食欲抑制作用により食事量は減りますが、タンパク質やビタミンなどの必要な栄養素の摂取不足には注意が必要です。
- 医療機関での適切なサポートのもと、まずは3~5ヵ月を目安に継続することがおすすめです。
副作用・リスク
悪心・嘔吐、下痢、便秘、腹痛、食欲減退、急性膵炎、胆嚢炎、胆管炎、浮動性めまい、アナフィラキシー、血管性浮腫などの副作用が起こる可能性があります。重度の胃腸障害、膵炎の既往、低血糖を起こす可能性が高い方は服用できません。
肥満治療と糖尿病予防のためのチルゼパミド(マンジャロⓇ)
チルゼパチドの長期有益性を報告:SURMOUNT-1
The New England journal of medicine 2024 Nov 13.
この報告では、3年以上の追跡でチルゼパチドが肥満と糖尿病予備群の患者において、体重減少と2型糖尿病の進展抑制に有効であることを示しています。また減量効果により、ウエスト周囲径・血圧・脂質レベル等、他の心血管・代謝リスク要因およびQOL指標も改善してます。
要約
肥満と糖尿病予備群の患者に対するチルゼパチドの3年間の効果を評価する第3相試験が行われた。2539名の肥満患者がチルゼパチドまたはプラセボを投与され、体重減少と2型糖尿病の進展抑制が評価された。結果、チルゼパチド群はプラセボ群に比べて体重が大幅に減少し、2型糖尿病の発症リスクも有意に低かった。消化器系の軽度から中等度の有害事象が報告されたが、新たな安全性シグナルは確認されなかった。
背景
チルゼパチドの有効性を示したSURMOUNT-1は、72週結果をNEJM報告した。同試験のJastreboffら(アメリカYale University)は、その3年結果を発表している(n=2,539[うち1,032名が糖尿病前症])。
参加者に同薬またはプラセボを計176週間投与し、その後17週間の休薬期間を設けた。一次アウトカムは、176週目までの体重の変化率とT2D発症の予防である。
結論
176週時点で、チルゼパチド群の体重平均変化率は、5mg群で-12.3%、10mg群で-18.7%、15mg群で-19.7%であったのに対し、プラセボ群では-1.3%であった。
最も一般的な有害事象は胃腸系障害であり、そのほとんどは軽度~中等度で、主に試験の最初の20週間の用量漸増期間中に発生した。
GLP-1ダイエット後にリバウンドする主な原因
- GLP-1製剤の使用期間が短い
- ダイエット薬だけに頼っている
- 自己調整している
GLP-1製剤を使用している期間が短いと、急激に体重が減ってもリバウンドする可能性が高くなります。体重を維持するためには薬だけに頼るのではなく、運動や食事にも気をつける必要があるためです。運動をしていなかったり好きなように食事していたりすると、容易にリバウンドします。
ダイエット中は、意識的に注意しないと栄養バランスも偏りがちになります。必須アミノ酸を含むタンパク質やビタミン、ミネラルなどバランスのとれた食事を意識してください。過度な食事制限などの無理なダイエットはかえってリバウンドを起こす可能性が高まります。
ダイエットは短期間に結果を出すことにこだわるよりも、適切なサポートで計画的に時間をかけて体重を減らしながら、日常生活の食事量や食事内容を見直し、数カ月かけてその食生活の変化に適応するようにしていくことが大切です。
GLP-1ダイエット終了後、リバウンドしないためには
- 運動を続ける
- 栄養バランスの整った食事をとる
- 食事量にも気をつける
- ストレスをためない
- メンテナンスダイエットを継続する
未承認医薬品等(異なる目的での使用)
マンジャロは医薬品医療機器等法において、2型糖尿病の効能・効果で承認されていますが、肥満治療目的の使用については国内で承認されていません。
入手経路等
国内の医薬品卸業者より国内の承認薬を仕入れています。
国内の承認医薬品の有無
国内では「ウゴービ」というGLP-1製剤が「肥満治療」の効能・効果で厚生労働省に認可されています。
諸外国における安全性などに係る情報
GLP-1受容体作動薬の注射製剤が米国FDAと国内で肥満治療薬として承認されています。
2.GLP-1受容体作動薬:セマグルチド
セマグルチド(製品名:リベルサス)は、2型糖尿病治療薬として承認を受けたGLP-1受容体作動薬の内服薬です。
胃から小腸への移動をゆっくりさせて、食べ物が胃に入っている時間を長くするように働きます。そのためこれまでと同じ量の食事をしても満腹感が長くなり、自然に食事量が減ります。食欲を抑え、自然と摂取カロリーが減ることで減量効果が期待できます。自分で注射をするのが苦手で内服薬から開始したい方におすすめです。
内服の注意点として、薬剤吸収が胃の内容物により低下します。そのため1日の最初の食事・飲水の前に、空腹の状態でコップ約半分の水(約120mL以下)で服用し、服用後少なくとも30分は、飲食及び他の薬剤の経口摂取を避ける必要があります。
用法・用量
3mgから導入開始し、4週後に7mgへの増量が可能となります。状態に応じて増減でき、最大14mgまで増量できます。
副作用・リスク
急性膵炎、胆嚢炎、胆管炎、下痢、便秘、悪心・嘔吐、腹痛、食欲減退、浮動性めまい、アナフィラキシー、血管性浮腫などの副作用が起こる可能性があります。重度の胃腸障害、膵炎の既往、低血糖を起こす可能性が高い方は服用できません。
未承認医薬品等(異なる目的での使用)
リベルサスは医薬品医療機器等法において、2型糖尿病の効能・効果で承認されていますが、肥満治療目的の使用については国内で承認されていません。
入手経路等
国内の医薬品卸業者より国内の承認薬を仕入れています。
国内の承認医薬品の有無
国内で肥満治療の効能・効果で承認されているGLP-1製剤はありません。
諸外国における安全性などに係る情報
GLP-1受容体作動薬の注射製剤が米国FDAで肥満治療薬として承認されています。
【メンテナンスダイエット】
GLP-1ダイエットで目標体重まで減量した後、リバウンドしにくい体質や生活習慣を継続するためにメンテナンスダイエットでサポートします。
ビグアナイド系薬剤(製品名:メトホルミン)は、ヨーロッパで何世紀ものあいだ薬草として使われてきたフレンチ・ライラックという植物由来の分子で2型糖尿病治療薬の全世界的に第一選択薬となっています。
また近年ではエイジングケア効果があることが注目されています。老化の原因になる活性酸素の抑制や、心血管疾患の発症リスク減少など、老化を防ぐとともに健康寿命を延ばす効果が示されたことから多くの臨床研究が進められています。
【アンチエイジング作用】
- 心血管リスク低減:血中脂質を下げ、心血管疾患リスクを減少する
- 抗がん作用:がん細胞の生成抑制や除去する
- 老化防止:活性酸素を抑制し、肌の老化を防止する
- 腸内環境の改善:腸内フローラを変化させる
- 長寿の向上:サーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)を活性化する
- 活性酸素の除去:細胞の老化を防止する
ビグアナイド系薬剤によるメンテナンスダイエット
ダイエット後のリバウンドを少なくし体重を維持することが目的です。
GLP-1ダイエットで減量できたとしても、従来の生活習慣を変えなければ、いずれリバウンドしてきます。メトホルミンによる体重減少効果は1ヶ月あたり0.3~1.0kg程度と比較的マイルドな効果ですが、過食を抑えられることでリバウンドを抑え、体重をキープする効果があります。またリバウンドを軽減するだけでなく、アンチエイジング効果もあります。
ダイエット作用
- 減量効果は1ヶ月あたりで0.3~1kg程度だが、体重をキープする効果あり。
- GLP-1の分泌量を増やす効果があります。過剰な食欲を抑え、食べ過ぎを予防します。
- 胃の蠕動運動を抑制して食物が胃に残る時間を長くするため、満腹感が持続する効果もあります。
- 余分な糖分を便に排出することで減量しやすくなります。
- ダイエット中に減りがちな筋肉量を維持して、脂肪の燃焼を促進します。
1.食べ過ぎを予防し、満腹感を得られる
メトホルミンはGLP-1の分泌量を増加させます。GLP-1は満腹中枢を刺激し食欲を低下させます。胃から小腸への移動をゆっくりさせて、食べ物が胃に入っている時間を長くするように働きます。そのためこれまでと同じ量の食事をしても満腹感が長くなり、自然に食事量が減ります。
2.肝臓で新しく糖が作られるのを抑える
肝臓での糖新生を抑制し、血糖値の上昇を防ぎます。また余分な糖を便に排出させることで、血糖値を下げています。体内に不要な糖分を排出することにより、体重減少につながります。
3.筋肉量を増加させる
メトホルミンには、AMPKという酵素を活性させる作用があります。AMPKは体のエネルギー量をコントロールするはたらきがあるため、メトホルミンの服用によりエネルギーが効率よく使われ、筋肉量の維持や増加、脂肪燃焼を促す効果があります。
副作用・リスク
腹痛、嘔吐、下痢、食欲不振、発汗、脱力感、空腹感、腎機能障害や肝機能障害などの副作用が起こる可能性があります。重大な副作用として、乳酸アシドーシスが報告されています。
未承認医薬品等(異なる目的での使用)
メトホルミンは医薬品医療機器等法において2型糖尿病の効能・効果で承認されていますが、肥満治療目的の使用については国内で承認されていません。
入手経路等
国内の医薬品卸業者より国内承認薬を仕入れています。
国内の承認医薬品等の有無
国内で肥満治療の効能・効果で承認されているビグアナイド系薬剤はありません。
諸外国における安全性などに係る情報
GLP-1受容体作動薬の注射製剤が米国FDAで肥満治療薬として承認されています。
内服薬・注射【3】薄毛治療薬
【ザガーロ/デュタステリド】
男性型脱毛症(AGA)の内服治療薬
ザガーロ(デュタステリド)は、もともと前立腺肥大症の治療薬として開発され世界中で普及していましたが、AGA治療にも効果的であると考えられたプロペシアに次ぐ第二のAGA治療薬です。
AGAの原因である5αリダクターゼの働きを抑える効果があるため、ジヒドロテストステロン産生を抑制する結果として薄毛や抜け毛を改善する効果が見込まれます。5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型の2種類があります。
プロペシアが「5αリダクターゼⅡ型」のみに作用するのに対し、ザガーロ(デュタステリド)は「5αリダクターゼⅠ型・Ⅱ型」両方を阻害します。またプロペシアの半減期(血中の有効成分濃度が半分になる期間)が6〜8時間に対し、ザガーロ(デュタステリド)の半減期は約2週間であり、ザガーロのほうが体内に有効成分が長く留まるため、高い治療効果が期待されています。
毛母細胞が死滅していると発毛効果が見込めないため、早期から治療開始する必要があります。ザガーロ(デュタステリド)0.5mgを1日1錠内服、3〜6ヶ月程度で発毛効果がみられます。
効能・効果
男性における男性型脱毛症のみに適応があります。男性型脱毛症以外の脱毛症(円形脱毛症など)や女性の脱毛症には使用できません。
用法・用量
1回0.5mg1錠 1日1回
治療開始から12週間(3ヵ月程度)でAGAの改善が見られる場合もありますが、通常は6ヵ月の連日服用が必要です。また、効果を持続させるために継続的に服用する必要があります。
副作用・リスク
性欲減退、精液量減少、皮膚症状、肝機能障害、乳房圧痛、乳房肥大(数%未満)
軟カプセル剤の取り扱い
ザガーロは軟カプセル剤ですが、服用の際にカプセルを噛んだりすることは避けてください。内容物が漏れ出ると、口やのどの粘膜に刺激感を自覚することがあります。また、カプセルから漏れ出た薬剤に触れると、有効成分が皮膚から吸収されるおそれがあるため、女性や子供が触れることがないように注意してください。
前立腺がんの検診を受ける予定がある場合
ザガーロは前立腺がん検査のPSA(前立腺特異抗原)の値を低下させるとされます。PSA検査を受ける際には担当医にザガーロを服用していることを期間も含めて必ず報告して下さい。PSA値は服用をやめれば6ヵ月以内に元の値に戻ります。
献血の制限
ザガーロ服用中は献血ができません。ザガーロの成分を含む血液が男児妊娠中の女性に輸血された場合、胎児の外生殖器の発達を阻害するおそれがあるためです。ザガーロの服用をやめて6ヵ月以上経てば献血は可能です。
【パントガール】
世界で初めての女性用の薄毛治療薬
男性の薄毛治療薬であるフィナステリドやデュタステリドは女性には使用できません。パントガールは、栄養素を補うだけのサプリメントとは違い、ドイツで開発され、健全な発毛促進、髪の質や抵抗力の改善などの有効性が実証されているもっとも有名な女性用の薄毛治療薬でびまん性脱毛症や分娩後脱毛症、白髪予防、薄毛に有効です。
有効成分
- パントテン酸カルシウム 60mg;ビタミンB5とも呼ばれるもので、毛髪や皮膚、神経組織を健康に保つ働きを持つ成分です。
- ケラチン 20mg;毛髪を構成する主成分のタンパク質です。ハリ・ツヤのある毛髪に導きます。
- ビタミンB1 60mg ;美肌ビタミンのひとつで、毛髪の細胞の働きをサポートする成分です。
- L-シスチン 20mg;毛髪を構成するアミノ酸で、髪の毛を健康に保ち、皮膚や爪の角質層のコラーゲン形成を促進します。
- パラアミノ安息香酸 20mg;アミノ酸の1種でパントテン酸の働きをサポートし、白髪にも効果的です。
- 薬用酵母 100mg ;ビタミンB群やたんぱく質などを含み、毛髪・頭皮・皮膚・爪を育成する成分を含みます。
有効成分が頭皮に栄養を行き渡らせて頭皮の環境を整えることで、脱毛による髪の減少、健康な発毛促進、髪質や抵抗力の向上などのさまざまな効果が実証されています。
臨床試験では、3ヶ月の使用で70%の方の抜け毛が減少、そして20%の方は抜け毛がほとんどない状態にまで改善するとの報告があります。そのため、まずは3か月以上の継続治療が必要となります。効果を持続させるためには、6ヶ月から12ヶ月の長期服用を定期的に行なうことが望ましいです。また体毛の成長に影響を与えませんので、ムダ毛が濃くなるようなことはありません。
こんな方におすすめ
- 抜け毛や薄毛が気になる
- 髪にコシが無い
- 髪のボリュームがない
- 日光や紫外線でダメージを受けた髪が気になる
- 妊娠・出産時に抜け毛がひどく、なかなか戻らない
- 白髪が気になる
- 爪が薄い、もろい、割れるなどが気になる
用法・用量
1回1錠 1日3回
副作用・リスク
パントガールはケラチンやアミノ酸などの栄養素を主成分としたサプリメントに近い薬剤であるため、大きな副作用は報告されておらず、安全性が高く、長期的に服用することも可能です。パントガールに含まれるビタミンは水溶性ですので過剰摂取しても尿から排出されるため、過剰症の心配もほとんどありません。まれに胃腸症状や動悸、アレルギーを起こすことが報告されていますが、重大な副作用は報告はされていません。
パントガールの成分にアレルギーの既往歴がある方、妊娠中あるいは授乳中の女性、12歳以下の子どもは服用できません。有効成分が頭皮に栄養を行き渡らせて頭皮の環境を整えるため、男性も服用することができます。ただしパントガールは、女性のびまん性脱毛症を治療するためにつくられた治療薬であり、男性のAGAに対する治療効果は期待できません。
【ルグゼバイブ】
パントガールの主成分+馬プラセンタ配合の次世代女性用薄毛サプリメント
女性用の薄毛治療薬ルグゼバイブは、パントガールの成分に馬プラセンタとコロストラムが追加されています。そのため薄毛や抜け毛といった脱毛に対して大きな効果が期待されるほか、馬プラセンタに含まれる成長因子が髪に良いだけではなく肌を若返らせるアンチエイジングに効果を発揮してくれます。
馬プラセンタは細胞を活性化させる成長因子が含まれていて、毛母細胞を活性化するため、髪にコシやハリを出す効果があります。また、コロストラムにも毛髪の成長因子が含まれています。この含有成分により髪質改善や白髪予防とともに肌全体のアンチエイジング、疲労回復や爪の維持にも効果があることがわかっています。
有効成分
- パントテン酸カルシウム 60mg ;ビタミンB5とも呼ばれるもので、毛髪や皮膚、神経組織を健康に保つ働きを持つ成分です。
- ケラチン 20mg ;毛髪を構成する主成分のタンパク質です。ハリ・ツヤのある毛髪に導きます。
- ビタミンB1(チアミン) 60mg ;美肌ビタミンのひとつで、毛髪の細胞の働きをサポートする成分です。
- L-シスチン 20mg ;毛髪を構成するアミノ酸で、髪の毛を健康に保ち、皮膚や爪の角質層のコラーゲン形成を促進します。
- 薬用酵母 100mg ;ビタミンB群やたんぱく質などを含み、毛髪・頭皮・皮膚・爪を育成する成分を含みます。
- 馬プラセンタ 667mg;免疫の活性化と血行促進し、ハリ・ツヤのある美肌や薄毛に効果的です。
- コロストラム 20mg;コロストラム(牛)とは分娩後12~24時間にわたって牛の母親の乳腺から分泌される初乳のことで、免役ミルクともいわれます。主に免疫機能を高めたり、感染菌に対する抗体を持ち病原菌の感染から守り、またエイジングケアや抜け毛の防止、痛んだ髪の毛の再生する効果も見込まれます。
用法・用量
1回1錠 1日3回
副作用・リスク
ルグゼバイブはケラチンやアミノ酸などの栄養素を主成分としたサプリメントに近い薬剤であるため、大きな副作用は報告されておらず、安全性が高く、長期的に服用することも可能です。ホルモン系に影響する成分は配合されていないため女性の身体に負担をかけることもありません。まれに胃腸症状や動悸、アレルギーを起こすことが報告されていますが、重大な副作用は報告はされていません。
ルグゼバイブの成分にアレルギーの既往歴がある方、妊娠中あるいは授乳中の女性、12歳以下の子どもは服用できません。有効成分が頭皮に栄養を行き渡らせて頭皮の環境を整えるため、男性も服用することができます。
未承認医薬品等(異なる目的での使用)
当製品は未承認機器・医薬品です。
入手経路等
国内販売代理店経由で仕入れています。
国内の承認医薬品等の有無
国内で承認されている薬剤はありません。
内服薬・注射【4】ED治療薬
【シルデナフィル】
バイアグラ(シルデナフィル)は1998年発売の世界初のED治療薬(PDE5阻害薬)です。日本国内は1999年から処方開始されています。2014年からバイアグラのジェネリックが処方開始されています。
性的刺激を受けるとcGMPと呼ばれる物質が血管内で産生され、陰茎内の血管を拡張し勃起状態となります。PDE-5がcGMPを分解し、勃起が鎮まります。このPDE-5が何らかの原因で過剰に働くと、本来勃起するべきシチュエーションで勃起ができないEDとなるのです。バイアグラはPDE5を阻害する作用により、ED改善の効果があります。
狭心症や不整脈の治療を行っている方が服用すると重篤な副作用があらわれる可能性があります。心臓病や狭心症の治療薬である硝酸剤を服用されている方などシルデナフィルを処方できないケースがあります。現在服用中の内服薬については必ず受診時に医師に申告してください。
効能・効果
勃起不全
不妊治療での使用のみ保険適用可(当院では不妊治療は行っておりません)
効果の発現にかかる時間は約30分~1時間、効果が持続する時間は約3~6時間とされています
用法・用量
1日1回1錠を性行為の約1時間前に内服する
1日の投与は1回とし、投与間隔は24時間以上あける
用法・用量に関連する注意
食事と共に本剤を投与すると、空腹時に投与した場合に比べ効果発現時間が遅れることがあります
副作用
血管拡張(ほてり、潮紅)、胸痛、動悸、頻脈、頭痛、めまい等がみられることがあります
内服薬・注射【5】アフターピル(緊急避妊薬)
【レボノルゲストレル】
アフターピルとは、妊娠を希望しないのに避妊を失敗した、または避妊しないで性行為をしてしまったというときに妊娠の可能性を減らす薬です。性交渉後の72時間以内の早いうちに正しく服用することで着床を防ぐことが出来る避妊薬です。
- 排卵を抑える、もしくは排卵を遅らせる:排卵がなければ精子が来ても受精しないため妊娠が成立しません
- 子宮内膜の増殖を抑制:受精卵が着床しにくくします
レボノルゲストレルは、2011年に日本で初めて承認されたアフターピルであるノルレボのジェネリック医薬品です。「受精卵を作らせないこと」と「受精卵を子宮内膜で着床させないこと」の主にこの二つの働きによって避妊を行います。吐き気や嘔吐などの副作用が少なく、より妊娠阻止率が高いのが特徴です。性行為の72時間以内に内服した場合の妊娠阻止率は85%以上で、内服までの時間が短ければ短いほど、妊娠阻止率は上昇することがわかっています。
服用方法
性行為後72時間以内(可能であればできるだけ早く24時間以内で)内服します。性行為後24時間以内に内服できると95%以上妊娠を阻止できると言われています。72時間以内に内服した場合の妊娠阻止率は85%前後です。72時間を超えると全く効果がなくなるというわけではありませんが、時間が経過すると、妊娠阻止率は低くなります。
副作用・注意点
悪心、嘔吐、頭痛、下腹部痛などの副作用の可能性があります。
内服後2時間以内に嘔吐してしまった場合は、薬が吸収されていない可能性が高いため、直ちに1錠追加内服する必要があります。
低用量ピルの飲み忘れの場合
低用量ピルを飲み忘れたことでアフターピルが必要となった方は、アフターピルを飲んだ後、12時間後あるいは翌日から低用量ピルを再開してください。
あくまで緊急用の避妊薬であること
アフターピルは、低用量ピルなどの経口避妊薬や他の避妊法などのように、日常的・計画的に避妊するためのものではありません。アフターピルを何度も使用するということは、身体的にも経済的にも大きな負担がかかります。あくまでも、緊急避難的に使用するものだということを忘れないでください。
施術料金
初診料 再診料・手技料・処方料 | 2,200円 1,100円 |
表面麻酔(クリーム) 局所麻酔 ブロック麻酔 笑気麻酔(30分) | 3,300円 3,300円 3,300円 5,500円 30分以上は10分毎に1,100円 |
美容点滴
手技料(初診時) 手技料(再診時) | 2,200円 1,100円 |
品目 | 数量 | 税込価格 |
---|---|---|
高濃度ビタミンC点滴(Mylan社製) | 12.5g (ハーフ) 25g(シングル) 50g (ダブル) 75g(トリプル) | 8,800円 14,300円 28,600円 39,600円 |
G6PD検査 ※上記、高濃度ビタミンC点滴25g以上をご希望の場合、初回血液検査が必要 | ─ | 5,500円 |
白玉点滴(グルタチオン) | 600mg 1200mg 2000mg | 4,400円 8,250円 12,100円 |
白玉スペシャル(ハイフトーニング+白玉導入+白玉点滴600㎎) | 29,700円 | |
美肌注射(ビオチン) | 1,320円 | |
美肌注射(パントテン酸) | 1,320円 | |
美肌注射セット(ビオチン+パントテン酸) | ─ | 2,200円 |
ニンニク注射 | ─ | 2,200円 |
内服薬・注射
処方料(初診時) 処方料(再診時) | 2,200円 1,100円 |
美容内服薬
品目 | 数量 | 税込価格 |
---|---|---|
トラネキサム酸 | 100錠 | 2,640円 |
シナール | 100錠 | 1,870円 |
ユベラ | 100錠 | 1,870円 |
ハイチオール | 100錠 | 1,870円 |
美白内服セット1 (トラネキサム酸/シナール/ユベラ) | 3剤セット 各100錠ずつ | 4,950円 |
美白内服セット2 (トラネキサム酸/シナール/ユベラ/ハイチオール) | 4剤セット 各100錠ずつ | 6,160円 |
美白内服セット3 (シナール/ユベラ/ハイチオール) | 3剤セット 各100錠ずつ | 4,400円 |
ニキビ治療薬(イソトレチノイン)
品目 | 数量 | 税込価格 |
---|---|---|
アクネトレント20mg | 30錠(30日分) | 16,500円 |
血液検査 | 1回 | 3,300円 |
ダイエット治療薬
品目 | 数量 | 税込価格 |
---|---|---|
マンジャロ 2.5mg | 4本(1ヵ月分) | 19,800円 |
マンジャロ 5.0mg | 4本(1ヵ月分) | 36,300円 |
マンジャロ 7.5mg | 4本(1ヵ月分) | 62,700円 |
マンジャロ 10mg | 4本(1ヵ月分) | 83,600円 |
リベルサス 3mg | 30錠(30日分) | 11,000円 |
リベルサス 7mg | 30錠(30日分) | 22,000円 |
リベルサス 14mg | 30錠(30日分) | 33,000円 |
メトホルミン 500mg | 30錠(30日分) | 4,400円 |
薄毛治療薬
品目 | 数量 | 税込価格 |
---|---|---|
デュタステリド | 30錠(30日分) | 7,700円 |
ザガーロ | 30錠(30日分) | 13,200円 |
パントガール | 90錠(30日分) | 13,200円 |
ルグゼバイブ | 90錠(30日分) | 13,200円 |
ED治療薬
品目 | 数量 | 税込価格 |
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シルデナフィル 50mg | 1錠 | 1,200円 |
検査代 ※初診時に心電図検査代が別途必要です | 1回 | 1,500円 |
アフターピル(緊急避妊薬)
品目 | 数量 | 税込価格 |
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レボノルゲストレル(72時間以内) | 1錠 | 11,000円 |