ディスカバリーピコプラスの特徴

1. 肌へのダメージが少なく、炎症後色素沈着のリスクが少ない
2. ダウンタイムが軽い
3. 色素の粒子を細かく破壊できる
4. 少ない回数で治療が可能

ディスカバリーピコプラスの４つの照射モード

お悩みや目的に応じてモードを使い分けます

1. ピコスポット　

切れ味のよいシミ取りピコレーザー

ピンポイント照射でのシミ取り治療です。532nmの波長をスポット照射し、メラニン色素を衝撃波で粉砕していきます。1回でも高い効果を得られます。濃いシミだけではなく、薄いシミにも高い効果が期待でき、ADM（真皮メラノサイトーシス）、雀卵斑（そばかす）などの治療も可能です。またディスカバリーピコプラスではルビーレーザーのスポット照射も可能で、状況に応じた非常に高いレベルのシミ治療が行えます。

1. ピコスポットはピンポイントに患部に照射します。肌へのダメージが少なく、テープでの保護も不要となります。
2. 照射後に徐々に茶褐色になり、その後かさぶたが出来始めます。無理にはがさず、自然に取れるまで待ちましょう。
3. 1-2週間でかさぶたがはがれて、皮膚がピンク色の状態となります。この時期はデリケートな時期であり、過度な刺激は炎症後色素沈着の原因となります。ハイドロキノンなどの美白外用剤を使用は炎症後色素沈着の予防、早期消退に不可欠です。

【推奨ペース】　2～3ヶ月ごとに1～２回。

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2. ピコトーニング

肌全体のトーンアップや肝斑のレーザー治療

ピコレーザーを低出力で顔全体に照射する治療です。メラニン色素を少しずつ分解して、顔全体をトーンアップし、シミ・肝斑・くすみを薄くしていきます。ピコトーニングは皮膚に大きなダメージや炎症を引き起こすことなく、皮膚の再生を促進します。治療継続することで、コラーゲン生成により肌のハリや弾力の改善、肌全体のトーンアップを実感していただけます。

肝斑の治療は、まずメラノサイトの活動性を鎮静化すること必要です。そのため必ずしもレーザー治療がファーストステップではありません。

• ファーストステップ：保存的治療の導入（プレトリートメント）

1. 日焼け止めや日傘などでの遮光やスキンケア
2. トラネキサム酸やビタミンC・Eなどの内服治療、
3. 美白クリーム・ハイドロキノンなどの外用薬治療
4. エレクトロポレーションや美白点滴などの保存的治療

• セカンドステップ：ピコトーニング

ピコトーニングは衝撃波でメラニン色素を破壊するため、周囲の組織への熱ダメージが少なく、肌に優しい、肝斑も悪化しにくい治療効果の高いレーザー治療です。1064nmと波長が長いため、皮膚の深いところにある肝斑にまでレーザーを届けることができるため、今まで他の肝斑治療を行っても改善が見られなかった方にも効果的です。

【推奨ペース】　2週間～1ヶ月ごとに5～10回の施術がおすすめです。

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3. ピコフラクショナル

新しい肌に入れ替えるピコフラクショナルレーザー

フラクショナルレーザーは微細なレーザー（micro laser beam）を、正常皮膚を残しながら間隔をあけて照射します。フラクショナル（ドット状）に照射することで、最小な傷を修復しようとする自然治癒力によって、新しい肌に入れ替える美肌レーザー治療です。

CO2フラクショナルレーザーに比べると、ピコフラクショナルレーザーは光熱作用が少なく、光機械的作用による新しいフラクショナル治療でありダウンタイムがより短くなります。真皮のコラーゲンやエラスチンなどの生成を促進することでニキビ跡・毛穴の開きや小じわを改善していきます。

ピコフラクショナル照射では表皮内や真皮に空胞（LIOB）を発生させるため、表皮には直接影響が少なく、赤みが出る程度にダウンタイムを抑えて、真皮層でのコラーゲンやエラスチンの生成が促進されます。そのため皮膚のリモデリングが進行し、肌のハリ・弾力の改善や小ジワの改善、さらには色素軽減がみられ、表皮と真皮の全体を健康的で若々しい肌へと導きます。

ピコフラクショナルでの表皮と真皮の全層治療

ピコフラクショナルレーザーでは照射部位に光学破壊によりプラズマが生成され、また表皮内や真皮には空胞（LIOB：laser induced optical breakdown）が生じます。

空胞（LIOB）は、低出力でより深部の真皮に発生し、高出力になるにつれて真皮上層や表皮内に発生します。

• 肌再生目的や通常の毛穴治療：ノンアブレイティブモード
• ニキビ跡・瘢痕治療や重度の毛穴治療：ノンアブレイティブ＋アブレイティブモード

【推奨ペース】　1～2ヶ月ごとに3～5回がおすすめです。

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4.ピコダブル（ピコトーニング＋ピコフラクショナル）

ピコトーニングはピコレーザーを低出力で顔全体に照射することで、ダメージや炎症を起こすことなくシミ・肝斑・くすみを薄くしていきます。

ピコフラクショナルは正常皮膚を残しながら間隔をあけてレーザーを照射することで、微細な傷を修復しようとする自然治癒力によって、新しい肌に入れ替える美肌レーザー治療です。

トーニングとフラクショナルの同日施術で相乗効果が得られる美肌レーザー治療です。

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5. ルビーフラクショナル

薄いシミにも効果があり、一度に広範囲の治療ができるルビーフラクショナル

ルビーレーザーをベースにした先進的なフラクショナルレーザー治療です。ルビーレーザーの694nm波長は血管にダメージを与えることなく、メラニンに選択的に吸収されやすい特徴があります。従来のルビーレーザーのスポット照射と比べ、分割照射することでダウンタイムが少なく、光治療では取り切れないシミやADM（真皮メラノサイトーシス）などの真皮層のメラニン病変の治療にも効果的です。

ルビーフラクショナルの特徴

1. 9 ㎜×9㎜の照射野に66ドットのフラクショナル照射することで、照射密度が約40%になるため、過度な熱損傷を抑えることができる
2. ナノ秒発振であるため、熱により確実にメラニンを破壊できる
3. 熱エネルギーが真皮層にも伝わることで表皮・真皮ともにリモデリング効果がある
4. 分割照射により、炎症後色素沈着（PIH）の発症を低下させ、回復を早めることでダウンタイム軽減

ルビーフラクショナルは従来のシミ治療を根底から覆す可能性を持つ最新機器

従来のルビーレーザーでは、治療後にかさぶたができるためにテープ保護する必要がありました。ルビーフラクショナルではかさぶたも気になる方にはルビーフラクショナルは良い適応です。

1. ルビーフラクショナルはドット状に照射することにより、治療後の回復が大幅に早まり、テープでの保護も不要となります。
2. 照射後の赤みも数日でほとんど気にならなくなる程で、照射翌日からメイクも出来るため日常生活に影響を与えずに治療を進めていくことができます。
3. 照射した部位の小さなすすのようなかさぶた（マイクロクラスト）は1-2週間で知らず知らずのうちに取れていきます。
4. かさぶたがはがれる時期はデリケートであり、過度な刺激は炎症後色素沈着の原因となります。ハイドロキノンなどの美白外用剤を使用は炎症後色素沈着の予防、早期消退に不可欠です。

【推奨ペース】　1～2ヶ月ごとに3～5回がおすすめです。

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6. タトゥー除去

ディスカバリーピコプラスでは、ルビーレーザーを含む３種類の波長レーザーによって、全色の除去を行うことができます。ピコレーザーでは色素の粒子をより細かく破砕することでマクロファージの作用により対外へ排出されやすくなるため、少ない回数でタトゥー除去が可能となり、また従来よりダウンタイムが短くすみます。

レーザー治療とエレクトロポレーションとのコンビネーション治療

• ピコナJ：　ピコレーザー＋メソナJ
• ルビナJ：　ルビーレーザー＋メソナJ

コンビネーション治療のメリット

1. 肌を保湿して乾燥を防ぐとともに、美容有効成分を浸透させることができる
2. 施術による炎症を鎮静することができる
3. レーザー治療後のダウンタイムを軽減することができる

など多くのメリットがありますので、コンビネーション治療をお薦めしています。

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コース設定

1. ベーシックコース：レーザー治療の炎症鎮静、肌の保湿を主としたメニュー
2. 美白コース：メソナホワイト
3. ニキビ・毛穴コース：メソナイエロー
4. スペシャルコース：メソナピンク

上記４コースから選択できます。
詳細は エレクトロポレーション のページを参照ください。

合併症・副作用

1. 照射直後は照射部位全体に発赤や腫脹が出ることもあります。数日で治まります。
2. 照射後から熱感が数時間続くことがあります。
3. 照射後に点状出血・水疱・痂疲・毛嚢炎が形成されることがあります。
4. 炎症後色素沈着は、もとのシミより濃くなる場合があり、3〜6ヶ月程度かけて徐々に改善してくることが多いですが、稀に残ってしまう場合もあります。

施術後の注意点

1. 治療によりますが数日間はステロイド軟膏を塗ります。
2. レーザー照射後は保湿を十分におこなってください。
3. 治療期間中は日焼け止めを使用するなど紫外線対策を十分に行ってください。
4. 治療部位の過剰な汗は組織の破綻の原因になるかもしれません。1～2日間は激しい運動は避けてください。