NMN・エクソソーム(美容・健康・アンチエイジング)
再生医療で美容・健康・アンチエイジング
第二種再生医療の提供を認定されている医療施設
人間の生命を維持する組織や臓器が再生できる可能性が広がってきています。人生100年時代といわれる現在に、健康寿命の延伸は人類の希望であり再生医療は注目を集めています。そもそも人間の体には本来、自己修復能力があり、傷ついた神経や組織を修復し再生することができます。体のなかには皮膚や血液のように、一つ一つの細胞の寿命が短く絶えず入れ替わり続ける組織を保つために、失われた細胞を再び生み出して補充する能力を持った細胞があります。この自己修復能を担っている細胞が「幹細胞」です。幹細胞はダメージを受けた組織を補充する能力や、非常に小さい受精卵から成長して神経や臓器などに分化することが出来る能力がある万能細胞と考えられています。
幹細胞を用いた再生医療は、患者様の体外で人工的に培養した幹細胞等を体内に点滴などで移植することで損傷した臓器や組織を再生し失われた生体機能を回復させる治療であり、先進的かつ高度な医療で研究中の最新医療分野です。
再生医療を行うことが可能な医療施設は、再生医療等安全性確保法により定められ、その治療の妥当性・安全性・医師体制・細胞加工管理体制を特定認定再生医療等委員会により厳しく審査され、治療提供計画が厚生労働省に受理された医療機関のみに許可された医療となります。当クリニックは審査を通過の上、第二種再生医療等提供計画を厚生労働省へ提出し、計画番号を取得した医療施設になります。
幹細胞とエクソソーム
中胚葉由来の間葉系幹細胞(mesenchymal stem cells;MSC)は、さまざまな種類の細胞に分化することができる多分化能をもつ幹細胞です。幹細胞は障害を受けた組織の修復をサポートすることが知られています。近年の研究から幹細胞による組織修復作用には、放出されたMSC-エクソソームが関与していることが明らかになってきたことから、エクソソームを使用した細胞フリーな治療は副作用の少ない安全かつ効果的な治療が可能と期待されています。
- 幹細胞は再生医療の鍵ともいわれる重要な働きをもつ細胞であり、分化能と自己修復能の二つの能力を持ち、身体のあらゆる部位を修復・再生することができます。
- 間葉系幹細胞由来のエクソソームが幹細胞同様に組織修復作用に関与していることから、細胞フリーでより安全な治療の可能性が期待できる。
ヒト幹細胞培養上清とは、間葉系幹細胞(MSC)を培養する過程で細胞から生み出された生理活性物質を含む上澄み液を抽出したものです。500種類以上の成長因子やサイトカインなどの生理活性物質が、内在性の幹細胞を患部に誘導し、組織の修復・再生や細胞の機能回復を促す効果があります(パラクライン理論)。このうち、エクソソームは最も重要なファクターであり、美容医療、老化予防、疾病予防、慢性疾患の症状軽減など様々な効果が期待されています。
【エクソソーム:Exosome】
エクソソームの研究は1980年代に始まり、およそ40年の歴史があります。1983年にJohnstoneらが脂質二重膜構造を有する100nmほどの小胞が細胞から分泌されることを発見し、1987年にエクソソームと名付けました。1996年に免疫機能とのかかわりが指摘され、2007年にエクソソームに核酸(miRNA)が内包されていること、その核酸が他の細胞に移動することが発見されたことで研究のブレイクスルーとなり、それ以降は生命現象や疾患との関連、医療応用へと幅広く研究が活発化しています。
エクソソームは直径50〜150nm(ナノメートル:10億分の1メートル)の細胞外小胞(EV:extracellular vesicle)で細胞外に分泌される小胞です。内部にはmiRNA、mRNAやタンパク質など多くの物質を含んでおり、細胞間の情報コミュニケーションを担っていることがわかり近年注目を集めている物質です。
エクソソームは損傷を受けた細胞に集まり、内包する遺伝子等の働きで標的となる細胞を活性化させることで炎症を抑え、細胞の修復を自力で回復できるように働きかけます。細胞が活性化しコラーゲンやエラスチンの生成が促進され肌が若返ります。傷ついた組織や細胞を活性化させたり修復したりすることで疲労回復や健康維持、老化予防、慢性疾患の症状軽減の効果があります。
【エクソソームの作用】
こんな方にオススメ!
● 敏感肌・乾燥肌を改善したい
● キメが整ったつややかな肌になりたい
● ハリ不足・小ジワが気になる
● くすみ・色ムラが気になる
● 肌の赤み・ニキビ跡が気になる
● アトピー性皮膚炎に悩んでいる
● ニキビ・肌荒れを改善したい
● 効果的な美肌治療を受けたい
● ダウンタイムが少ない施術を探している
● なかなか疲労感が回復しない
● 活力を取り戻したい
● 免疫力をアップさせたい
● 慢性疲労や腰痛、肩こりに悩んでいる
● 不眠症、更年期障害を改善させたい
● 薄毛や抜け毛の改善、毛髪の再生
【エクソソーム点滴治療が効果的な理由】
幹細胞は生まれたときに60億個以上あるものの、年齢とともに減少し40代では約3億個に、60代ではわずか約1.5億個に減少してしまうことがわかっています。年を重ねるごとに体へ不調が起きやすくなる原因は、幹細胞が減少したり、幹細胞の活動が低下したりすることが原因といえます。
エクソソーム点滴治療では、体内にさまざまな成長因子を含んだエクソソームを効率よく取り込むことで、細胞の生まれ変わりが活性化し再生を促します。若いころのように力が湧かない」「肌の老化が気になる」などの悩みをかかえていらっしゃる人は特に治療効果を感じやすいとされます。
- 幹細胞が減少すると老化につながり、体の不調が起きやすくなる
- エクソソーム点滴で幹細胞の減少を効率よく補うことができる
【治療間隔・推奨ペース】
①健康維持やアンチエイジングを目的とする場合:1ヵ月に1回
1回の治療でも効果を実感しやすいですが、高い効果を発揮させるためには3~5回受けていただくことをおすすめしています。効果を持続させるために定期的に注射する場合には、1ヵ月に1回を継続します。
②症状や疾患への治療を目的とする場合:1ヵ月に1~2回
1回の治療でも効果を実感しやすいですが、高い効果を発揮させるために3~5回の施術を受けていただくことをおすすめしています。効果を持続させるために定期的に注射する場合には、1ヵ月に1回を継続します。
【エクソソームによる再生医療への応用】
- 美容医療・皮膚科疾患 (肌の再生・美肌効果、アンチエイジング、薄毛治療、ニキビ跡、乾癬など)
- 膠原病・免疫関連疾患 (自己免疫疾患、関節リウマチ、アレルギー・アトピー性皮膚炎など)
- 神経変性疾患 (パーキンソン病、認知症、脊髄小脳変性症、アルツハイマー病など)
- 脳・神経疾患 (脳梗塞、脳出血、神経後遺症など)
- 心血管疾患 (心筋梗塞、心不全、高血圧、心保護作用など)
- 呼吸器疾患 (特発性肺線維症、気管支喘息・気管支拡張症・COPDなど)
- 糖尿病・代謝性疾患 (糖尿病・インスリン分泌調整、NASH、肝硬変など)
- 消化器疾患 (肝臓病、肝機能不全など)
- 腎疾患 (慢性腎臓病、腎不全など)
- 運動器系・外傷 (腰椎症、変形性関節症、靱帯損傷など)
- 慢性疾患の軽減 (神経性疼痛、しびれなど)
- 老化予防 (エイジングケア)
- 予防医学 (糖尿病、高血圧、脂質異常症・動脈硬化、炎症性疾患の軽減)
体内を循環するエクソソームは内部にmiRNA、mRNAといった核酸やタンパク質、脂質、代謝物などの分子を含んでおり、疾患特異性があると考えられており、生物の恒常性維持や病態形成への関与、ドラッグデリバリーシステム(DDS)への応用、診断・治療効果予測・予後予測のバイオマーカーへの臨床応用、さらにはこれまで有効な治療法がなかった疾患を中心に、エクソソームを応用した治療法の開発が進められています。
1.心血管疾患に対するエクソソーム治療
心筋細胞はあまり細胞分裂をしないため、再性能が低い臓器だとされていますが、心筋細胞が出エクソソームには、心臓の再生や炎症抑制、心筋を太くする働きがあることが発見されました。アメリカの研究では、このエクソソームを増やして投与する治療法の研究が進んでおり、循環系疾患に対しては、血管新生や心筋再生が促されることによる心機能改善の可能性が見込まれており、将来的には手術せずに心臓病を治すことを目標としています。
2.糖尿病・代謝性疾患に対するエクソソーム治療
エクソソームは膵臓のβ細胞からのインスリン産生を促す可能性があります。これにより、2型糖尿病患者のインスリン不足が補われ、血糖値の安定化が期待されます。また1型糖尿病ではβ細胞の減少が問題となります。エクソソームはβ細胞の再生を促進し、インスリン分泌能力の向上に寄与することが研究で示されています。既存の抗糖尿病薬と併用することで治療の選択肢を広げることができます。
3.神経変性疾患に対するエクソソーム治療
神経変性疾患とは、何らかの原因により脳や脊髄の神経細胞が徐々に失われ、物忘れが多くなったり(認知症)、手足がうまく動かせなくなったり、体のバランスがとりにくくなったり、筋力が低下(運動障害)する病気です。これらの多くは、まだ原因がよくわかっていない難病であり、いずれも有効な治療法に乏しいのが現状です。しかしこれまで原因不明とされてきたアルツハイマー病、パーキンソン病、脊髄小脳変性症、ハンチントン病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)など多くの神経変性疾患は、近年の分子遺伝学の目覚ましい進歩により分子病態の解明が急速に進んでいます。
神経変性疾患研究を学ぼう1;神経変性疾患にせまる;Learning at the Bench
最近では、これらの多くの神経変性疾患は、疾患により原因タンパクは異なるものの、いずれも異常なタンパクが神経細胞内に蓄積して神経変性が引き起こされることで、認知症や運動障害などのさまざまな神経症状を発症すると考えられています(ミスフォールディング病)。
神経変性疾患研究を学ぼう1;神経変性疾患にせまる;Learning at the Bench
その一方で、生体内にはHsp60、Hsp70、Hsp90、Hsp100などのヒートショックタンパク質ファミリーの分子シャペロンと呼ばれる防御因子が備わっています。それぞれの細胞内で神経変性疾患関連の異常タンパクが凝集し蓄積してしまうのを抑制するとされています。
このシャペロンは、エクソソームに包まれて細胞から分泌されていることが分かりました。エクソソームは細胞間での伝達によって保護的な役割や生体の恒常性維持を担っていると考えられており、この働きを利用して神経変性疾患の症状進行の抑制、さらには新規治療薬の開発、診断のバイオマーカーの開発が期待されていて、さまざまな研究が現在進められています。
- 神経変性疾患の発症メカニズムは「異常タンパクの蓄積による細胞の機能障害」とされる。
- 異常タンパクの蓄積が、神経変性疾患の発症や症状の進行(認知症や神経障害など)に関わっている。
- シャペロンというタンパクが、細胞内で異常タンパクの蓄積を未然に防ぐ。
- シャペロンはエクソソームによって細胞間を伝播し、周辺細胞の異常タンパクの蓄積を防ぐ。そのためさまざまな神経症状の進行を抑えると考えられている。
- エクソソームは生体細胞間での伝達によって生体の保護的な役割を担っており、この働きを利用して神経変性疾患の症状進行の抑制や新たな治療薬の開発が期待されている。
4.新型コロナウイルス感染症の重症例に対するエクソソーム点滴治療
5.新型コロナウイルス後遺症に対するエクソソーム点滴治療
エクソソーム製品の安全性と品質管理
【脂肪由来エクソソーム(幹細胞培養上清液)】
安全な製造工程
完全日本製で日本国内細胞加工所で特殊細胞培養を行っています。製造工程に使用されている培地及び試薬には、動物由来タンパク質等を用いていないため安全性が確保されています。また培養からフリーズドライ加工、製品化まで一貫して同工場で製造しているため、高い安全性、有効性、品質管理を保持しています。
高い有効成分を含有
独自の培養技術「3D培養」によりエクソソームを高濃度抽出しており、1.0mlあたり1000億個のエクソソームを含有しています。
【子宮内膜由来エクソソーム(幹細胞培養上清液)】
安全な製造工程
製造工程においてGMP(Good Manufacturing Practice)に準拠したセルプロセシングセンターにおいて製造されており、製造工程に使用されている培地及び試薬には、動物由来タンパク質等を用いていないため安全性が確保されています。R&R社が開発した特許出願中の特殊な培地によって子宮内膜由来間葉系幹細胞から精製されます(独自開発のビタミン豊富な培養液を使用しています)。精製されたエクソソームは凍結保存されます。この凍結培地には通常使用されるDNAメチル化剤、極性溶媒、高粘度・高スモーラ溶液などの有害なクライオプレザベーション(凍結保存・冷凍保存)剤を含んでいないため通常の凍結培地より安全です。
高い有効成分を含有
高濃度抽出しており、また他の成長因子も豊富で、1バイアルあたり50億個以上のエクソソームを含有しています。
【臍帯由来エクソソーム:ウォートンジェリー(幹細胞培養上清液)】
臍帯とは、いわゆる「へその緒」のことで、臍帯由来の幹細胞培養上清液は市場にたった1%しか出回らないといわれている大変貴重なものです。妊娠時に赤ちゃんと母体をつなぐ臍帯から採取した幹細胞であり、この部分は赤ちゃんにとって必要なあらゆる栄養素が含まれ、成長因子には若い細胞が非常に多く含まれています。
臍帯由来は、他組織由来の培養上清液よりもサイトカインやエクソソームの量が多く、効果が格段に良いといわれています。母体で卵子から幾度となく細胞分裂を重ね赤ちゃんを育て上げる力をもつエネルギーは臍帯を介して行われます。つまり細胞の再生力・細胞間の調整に関しては非常に高いなバランス力、再生能力があるといえるでしょう。臍帯由来はパラクライン効果を最大限に生かせる力を持っていることが証明されています。
高い有効成分を含有
臍帯由来の間葉系幹細胞は、その他の骨髄由来、脂肪由来、乳歯歯髄由来の間葉系幹細胞に比較して、組織修復、免疫制御、組織修復などに強く関与しています。臍帯由来では、若返りタンパク質といわれるGDF-11が他に比べ圧倒的な発現量であることから、皮膚線維芽細胞に対し、コラーゲンやヒアルロン酸などの産生を促すことが確認されており、肌のハリやツヤ、肌荒れ、顔の小ジワ・たるみ改善などの美肌効果、傷跡の回復や全身のエイジングケアに高い効果が期待できます。
ウォートンジェリーの特徴
1.皮膚に対する有効成分が豊富
エクソソームには様々なアンチエイジング効果がありますが、臍帯由来エクソソームは肌・皮膚に対する有効成分が他のエクソソームよりも豊富に含有されています。
2.若返りタンパク質:GDF-11が豊富
若返りに関与するGDF-11と呼ばれる成分が、臍帯由来エクソソームに豊富に含有されています。
安全な製造工程
原料となるヒト臍帯は、国内有数の医療機関との連携により、日本人ドナーからご提供いただいた非常に希少性の高い日本製となっております。国内屈指の研究施設において厳密かつ多重の検査を実施し、高い安全性、有効性、品質管理を保持しています。
エクソソーム治療
① エクソソーム点滴治療
高濃度エクソソームを静脈点滴で投与します。エクソソーム治療では体内に幹細胞を効率よく取り込むことで、細胞の活性化・体の再生を促します。
1回の治療でも効果を実感しやすいですが、エクソソーム治療は一定期間継続することで効果が得られるため、定期的な治療を継続することがおすすめです。
② エクソソーム肌再生治療
高濃度エクソソームをウルティムガンを用いて全顔に局所注射します。
1回の治療でも効果を実感しやすいですが、エクソソーム治療は一定期間継続することで効果が得られるため、通常5~10回の治療を推奨しています。
③ エクソソーム毛髪再生治療
高濃度エクソソームをウルティムガンを用いて頭皮の気になる箇所に局所注射します。
薄毛の状態により個人差がありますが、効果は投与3~4回目以降から徐々に発毛効果が見られることが多いとされます。エクソソーム治療は一定期間継続することで効果が得られるため、通常5~10回の治療を推奨しています。
【治療間隔・推奨ペース】
①健康維持やアンチエイジングを目的とする場合
1か月に1回
1回の治療でも効果を実感しやすいですが、高い効果を発揮させるためには3~5回受けていただくことをおすすめしています。効果を持続させるために定期的に注射する場合には、1ヵ月に1回を継続します。
②症状や疾患への治療を目的とする場合
1か月に1~2回
1回の治療でも効果を実感しやすいですが、高い効果を発揮させるために3~5回の施術を受けていただくことをおすすめしています。効果を持続させるために定期的に注射する場合には、1ヵ月に1回を継続します。
【副作用・リスク】
- エクソソームは生体分子なので、異物である合成製剤などと比べると安全性は高いです。
- ごくまれにアレルギー反応や薬疹、アナフィラキシーを起こす可能性があります。
- 注射部位及び周囲の疼痛、発赤等を起こす場合がありますが自然軽快します。
- ごくまれに悪心、発疹、掻痒感、蕁麻疹を起こす場合があります。
- 生体分子の成分を注入するため、点滴後は献血ができなくなります。
【治療がお受けできない方】
- 悪性腫瘍の治療中の方
- 活動性の癌または過去6ヶ月以内に寛解した方
- 過去3カ月以内に免疫学的薬物毒性を示した方
- 過去に製剤に対する過敏症が認められた方
未承認医薬品等(異なる目的での使用)
美容目的や諸症状の改善等の使用については国内で承認されていません。保険適用外の自費診療となります。
入手経路等
厚生労働省から細胞加工施設の認可を取得したCPC(細胞培養加工施設)で製造されているものを国内販売代理店経由で入手しています。
幹細胞治療
ノアクリニックでは再生医療にも力を入れており、患者様ご自身の細胞から幹細胞を培養して投与する幹細胞治療を行っています。ご自身の腹部の脂肪組織から採取し培養した幹細胞を体内に戻すことで本来持っている自己修復能力を高める治療です。傷ついた部位の修復や、老化により壊れやすくなった毛細血管および血管壁を修復します。
間葉系幹細胞は、多様な細胞に分化できる能力を持ち、サイトカインを生成しコラーゲンの増生作用として働いたり、様々な細胞を活性化することが分かっています。また自身の損傷部位を発見するとともに、様々な成長因子を放出することで組織の保護と再生し、細胞を補充する機能細胞となりうる性質を持っています。幹細胞が損傷組織を自動修復する効果をホーミング効果といいます。壊れた組織から信号が送られコミュニケーションツールであるエクソソームにより、細胞間で伝達され幹細胞が集まります。幹細胞が分泌する活性因子が損傷組織を修復・再生しています。
これまで改善が難しいとされていた様々な症状・症例について幹細胞の特性を利用することで、治療効果があることが多数報告されており、様々な効果が期待できます。効果の現れ方は個人差がありますが、およそ3~6ヵ月で実感ができ、大きな副作用の心配もほとんどありません。
皮膚細胞老化による加齢性変化(シワ、シミ、たるみ、陥没など)に対する自己脂肪組織由来幹細胞を用いた局所注射療法
ご自身の脂肪を採取し培養した脂肪由来の間葉系幹細胞を直接注射することで、顔や首などのシミ、くすみ、シワ、たるみといった皮膚の加齢性変化やニキビ跡(ざ瘡瘢痕)の症状改善効果が得られる再生医療です。拒絶反応などのリスクもなく非常に安全性の高い治療になります。
再生医療の提供を行う医療施設、細胞培養加工施設について
再生医療等安全性確保法により定められ、その治療の妥当性・安全性・医師体制・細胞加工管理体制を特定認定再生医療等委員会により厳しく審査されます。治療提供計画が厚生労働省に受理された医療機関のみに許可された医療です。当クリニックは審査を通過の上、第二種再生医療等提供計画を厚生労働省へ提出し、計画番号を取得した医療施設になります。また幹細胞の培養には熟練した培養技術が必要となります。当クリニックはグランソール奈良免疫研究所という日本でも有数の培養技術を誇る施設に培養委託を行い、高品質な幹細胞を提供いたします。
β-NMNで取り戻す「最高の自分・アンチエイジング」
「加齢」と「老化」これらは同一に捉えられがちですが、 その意味は似て非なるものです。 時間と共に年齢を重ねていくことが「加齢」であり、時間が止まらない限り誰一人として抗うことができません。 一方「老化」とは、臓器維持などの生物が持つ恒常性が変化し、身体機能が衰えていくことを指します。 「老化」をコントロールし、 若々しく健康的な身体でいられる時間を伸ばす事こそが、 アンチエイジングの本質です。
「老化」の原因のひとつとして、加齢と共に進行するNAD⁺不足が世界の老化研究で重要なテーマとさ れています。NAD⁺はあらゆる生物の体内に存在し、若々しさと健康維持をコントロールしている、いわば体内の「代謝の源」です。このNAD⁺が長寿の鍵を握る抗老化遺伝子の働きを活性化させるのですが、NAD⁺は加齢に伴って減少していくため、段々と若々しさが失われてしまいます。
NMNは、ハーバード大学医学部の研究によって発見された「次世代のアンチエイジング療法」として知られています。ハーバード大学医学部 デビッド・シンクレア教授は「人間でいえば60歳にあたる生後22カ月のマウスに、NMNを1週間投与しますと、生後6カ月のマウスに相当する筋肉になっていました。人間でいえば20歳にあたります。つまり、たったNMN投与1週間という短期間で、実に40歳の若返りを果たしたのです。」と述べています。
その為、年齢を重ねても若い時と同じようにNAD⁺を保つことができれば、老化を遅らせることが可能といわれているのです。しかし、NAD⁺そのものを摂取しても細胞には取り込まれないことが判明しているため、体内のNAD⁺を増加させる方法として、NAD⁺の前駆体である NMNが注目を集めているのです。
サーチュイン遺伝子の活発化に欠かせないNAD+を作る元となるNMNは、加齢とともに減少してしまいます。50代になると実に若い頃の半分にまで減ると言われています。
NMNは、枝豆やブロッコリー、アボガド、トマトなどの野菜やフルーツ、タネ類などに含まれています。しかしながらその含有量はごくわずかです。食物だけで満足な量を摂取するというのは現実的ではありません。そのため外からNMNを補給することが効果的だといえます。
【NMN点滴療法】
NMN点滴療法は、若返り効果が期待できる治療法として医療の分野で多くの注目を浴びている次世代のエイジングケア治療です。
NMNはニコチンアミドモノヌクレオチドの略称で、ビタミンに似た物質で、サーチュイン遺伝子を活性化し、実年齢よりも若々しく健康的な身体機能を保つという効果が期待されています。本来は体内で自然に作られる物質ですが、加齢などによって次第に体内での生産量が減少すると、身体機能の低下、認知知能の低下といった症状が生じます。点滴や注射によってNMNを体内に摂取することで、身体機能の向上や認知力向上などの効果が期待されています。
- NMNは加齢によって減少する⽣体内物質NAD⁺の前駆体のこと
- NADの量は50代で20代のころの半分にまで減少すると⾔われている
- NMNは全ての⼈が⾝体の中に元々もっている物質であり、⺟乳の初乳や野菜にも含まれる
- NMNの細胞内濃度を維持することで、健康的な⾝体のコンディションを維持する
NMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)はビタミンB3群の中に含まれている成分で、あらゆる生物の細胞に存在しています。NMNを体内に取り組むことによりNAD⁺が生成され、それが寿命に関係する抗老化遺伝子「サーチュイン」を活性化させます。そして働きの強まったサーチュイン遺伝子は、「ミトコンドリア」や「テロメア」を積極的に保護するようになり、結果的にエイジングケアにつながるといわれています。
【サーチュイン遺伝子:長寿遺伝子・若返り遺伝子】
サーチュイン遺伝子は、健康寿命を延ばすことができる長寿遺伝子・若返り遺伝子と言われています。
サーチュイン遺伝子を活性化することができれば、細胞内のエネルギー源を作り出すミトコンドリアが増え、細胞中の異常なタンパク質や古くなったミトコンドリアが削除されて新しく生まれ変わる作用が働きます。NMNを摂取することでサーチュイン遺伝子を活性化させ加齢の速度を遅らせます。
NMNをで期待される効果
- サーチュイン遺伝子の活性化
- 代謝が上がる
- 体力が回復しやすくなる
- 疲れにくくなる
- 熟睡できるようになる
- 集中力が良くなる
- ホルモンバランスの正常化
- 肌のキメ・ハリ・ツヤ感アップ
- シミやシワが薄くなる
- たるみの改善
- 認知症
- 糖尿病
- 心血疾患(動脈硬化・心筋など)
- 免疫機能の向上
- 代謝改善・肥満予防
NAD⁺、NMNは体のあらゆる臓器のミトコンドリア機能を改善しエネルギーレベルを引き上げます。それと同時に活性化された7種類のサーチュイン遺伝子の作用で、骨格筋、肝臓、心臓、眼などほぼ全体の代謝器官の細胞レベルの新陳代謝や細胞機能の改善など期待ができます。それは多数の疾患の改善や予防、老化予防に作用すると考えられます。
こんな方にオススメ!
- 肌のハリやツヤがなくなってきた
- シミが増えてきた
- シワやたるみが気になる
- 髪の毛が薄くなったり細くなった
- 最近疲れやすくなった
- 熟睡できない、夜に目が覚めることが増えた
- 集中力がなくなった
- 眼精疲労がとれない、目が見えにくくなった
【治療間隔・推奨ペース】
1回の治療でも効果が期待できますが、持続的な効果、健康の維持、老化防止、疲労回復などが目的であれば、4週間に1回程度の治療により効果が維持できます。
【副作用・リスク】
血管痛:注入した部位の血管痛や熱感、赤み、発疹などの症状が出る場合があります。
主要な欧米各国で承認されている国はありませんが、ワシントン大学医学部を始めとして、臨床試験(二重盲検無作為化試験)が開始されています。ヒトに安全に投与可能であると結論付けています。
現時点では重大な副作用の報告はありません。
【治療がお受けできない方】
- アレルギー疾患をお持ちの方
- 薬剤アレルギーがある方
- 妊娠中、もしくは授乳中の方
【製造方法】
NMN製造方法は唯一食物区分の酵母による人体へも安全な発酵法(天然由来培養)で製造しています。
NMNにはα-NMNとβ-NMNという立体配置の異なる2種類が存在します。ヒトの体内で生成されるNMNはβ-NMNであり、α-NMNが生成されることはありません。
比較項目 | 発酵法 | 化学合成法 |
内容成分 | 例)NMN純度99.9%:0.1%酵素成分 100%生理活性成分 分解し身体へ作用する 体内毒性・悪影響無し | 例)99.9%NMN:0.1%化学合成物質 NMN純度80%以下も多い。 化学物質の体内影響は未知 有機合成製造工程中に有害物質利用;完全除去困難 |
安全性 | 安全(天然由来酵母による発酵) | 危険(化学合成物質による製造) |
原料の 使用許可 | 諸外国では、発酵法・酵素法のみ認められている | 先進国では日本のみ使用可能 |
コスト | 以前は非常に高価、チームの 開発で量産化・コストダウン実現 | もとより難ありのため安価 |
未承認医薬品等(異なる目的での使用)
美容目的や諸症状の改善等の使用については本治療に用いる未承認医薬品等は、医薬品医療機器等法上の承認を得ていないものです。保険適用外の自費診療となります。本治療に使用できる同一の性能を有する他の国内承認医薬品はありません。
入手経路等
厚生労働省から細胞加工施設の認可を取得したCPC(細胞培養加工施設)で製造されているものを国内販売代理店経由で入手しています。
カウンセリング
お肌の状態やお悩みについてカウンセリングさせていただきます。
洗顔
洗顔して、メイクを落としていただきます。
施術
点滴療法、ウルティムガンを使用しての局所注入(メソセラピー)をお選びいただけます。
エクソソーム点滴治療の副作用・リスク・注意点
- エクソソームは生体分子なので、異物である合成製剤などと比べると安全性は高いです。
- ごくまれにアレルギー反応や薬疹、アナフィラキシーを起こす可能性があります。
- 注射部位及び周囲の疼痛、発赤等を起こす場合がありますが自然軽快します。
- ごくまれに悪心、発疹、掻痒感、蕁麻疹を起こす場合があります。
- 生体分子の成分を注入するため、点滴後は献血ができなくなります。
エクソソーム点滴治療がお受けできない方
- 悪性腫瘍の治療中の方
- 活動性の癌または過去6ヶ月以内に寛解した方
- 過去3カ月以内に免疫学的薬物毒性を示した方
- 過去に製剤に対する過敏症が認められた方
NMN点滴治療の副作用・リスク・注意点
- 注入した部位の血管痛や熱感、赤み、発疹などの症状が出る場合があります。
- 主要な欧米各国で承認されている国はありませんが、ワシントン大学医学部を始めとして、臨床試験(二重盲検無作為化試験)が開始されています。
- 現時点では重大な副作用の報告はありません。
NMN点滴治療がお受けできない方
- 過去に製剤に対する過敏症が認められた方
- 薬剤アレルギーがある方
- 妊娠中、もしくは授乳中の方
施術料金
初診料 再診料・手技料・処方料 | 2,200円 1,100円 |
表面麻酔(クリーム) 局所麻酔 ブロック麻酔 笑気麻酔(30分) | 3,300円 3,300円 3,300円 5,500円 30分以上は10分毎に1,100円 |
エクソソーム(幹細胞培養上清液)
脂肪由来エクソソーム(プレミアム)
品目 | 数量 | 税込価格 |
---|---|---|
エクソソーム点滴 (33,000円/1.0ml) | 1バイアル (2.0ml) 2バイアル (4.0ml) 3バイアル (6.0ml) 5バイアル (10.0ml) | 66,000円 132,000円 198,000円 297,000円 |
5バイアルセット (29,700円/1.0ml) 10バイアルセット (28,050円/1.0ml) | 5バイアル 10バイアル | 297,000円 561,000円 |
肌再生(皮下注射) | 1バイアル (2.0ml) | 66,000円 |
毛髪再生(頭皮注射) | 1バイアル (2.0ml) | 66,000円 |
麻酔クリーム | 1回 | 3,300円 |
子宮内膜由来エクソソーム(スペシャル)
品目 | 数量 | 税込価格 |
---|---|---|
エクソソーム点滴 (41,800円/1.0ml) | 0.7バイアル(4.0ml) 1バイアル(6.0ml) | 167,200円 250,800円 |
3バイアルセット (37,620円/1.0ml) | 3バイアル | 677,160円 |
肌再生(皮下注射) | 2.0ml | 83,600円 |
毛髪再生(頭皮注射) | 2.0ml | 83,600円 |
麻酔クリーム | 1回 | 3,300円 |
臍帯由来エクソソーム(ウォートンジェリー)
品目 | 数量 | 税込価格 |
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エクソソーム点滴 (44,000円/1.0ml) | 1バイアル(2.0ml) 2バイアル(4.0ml) 3バイアル(6.0ml) 5バイアル(10.0ml) | 88,000円 176,000円 264,000円 396,000円 |
5バイアルセット (39,600円/1.0ml) 10バイアルセット (37,400円/1.0ml) | 5バイアル 10バイアル | 396,000円 748,000円 |
肌再生(皮下注射) | 1バイアル(2.0ml) | 88,000円 |
毛髪再生(頭皮注射) | 1バイアル(2.0ml) | 88,000円 |
麻酔クリーム | 1回 | 3,300円 |
NMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)
品目 | 数量 | 税込価格 |
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β-NMN300mg点滴 | 1回 3回セット | 66,000円 187,000円 |
β-NMN500mg点滴 | 1回 3回セット | 88,000円 237,600円 |