睡眠時無呼吸症候群について①;検査
入院不要で自宅で精密検査まで完結できます
奈良県香芝市 ノアクリニック 内科・呼吸器内科・いびき外来 総合内科専門医
こんにちは、ノアクリニックです。睡眠時無呼吸症候群について説明していきます。
睡眠時無呼吸症候群とは
睡眠中に何度も息が止まる疾患です。医学的には息が10秒以上止まる状態を無呼吸といい、平均して1時間に5回以上みられる場合はこの疾患と診断されます。原因は上気道の閉塞によって無呼吸、低呼吸が起こる場合がほとんどで、肥満による首回りの脂肪が影響することが大きな要因となります。睡眠中に何度も息が止まると、睡眠の質を悪化させ、体のだるさや日中の眠気などの様々な症状が現れ、社会生活に影響を及ぼします。血液中の酸素が欠乏することによって、心臓、脳、血管に負担がかかり、高血圧、不整脈や虚血性心疾患などの心疾患、脳卒中など様々な合併症を引き起こす可能性が高くなり、また糖尿病、高血圧などの生活習慣病も悪化してきます。睡眠時無呼吸症候群の有病率は、50歳代の女性で10%弱、男性で10~20%と言われており、治療はもちろん、検査も診断も受けていない“潜在患者は”、日本で200万人以上はいるという推計もあります。
睡眠時無呼吸症候群の検査が入院不要で自宅で精密検査を行います
ノアクリニックでは簡易型検査、精密ポリソムノグラフィー検査(PSG)ともに自宅での精密検査が可能です。
①簡易型検査(Smart Watch PMP300E)
スクリーニングとして血液中の酸素飽和度を測定します。本体内蔵のセンサが腹部の動きをエフォートとしてとらえる新構造の世界最小・最軽量(80g)の無呼吸の有無を調べる検査機器です。閉塞性無呼吸と中枢性無呼吸の鑑別が可能です。ご自宅で検査を行います。
②精密ポリソムノグラフィー検査(PSG)
手のひらサイズの軽量・コンパクトな構造と検査場所を限定しないワイヤレス機能が特徴のPSG検査機器です。患者様に対する負担が少なく、睡眠データを自宅で測定することが可能です。ひと晩連続して記録し、就寝中の睡眠段階や呼吸状態、脳波、心電図、気流、呼吸努力、酸素飽和度を調べ、睡眠時無呼吸症候群かどうかを診断します。
- PSG検査は他施設では検査入院です。
- ノアクリニックでは入院せずにご自宅で検査を行うことができます。
- 検査技師がご自宅に伺い、検査機器を装着し、翌日に回収します。
- 普段の環境でより普段の睡眠に近い状態での検査が可能です。
- 仕事や学校を休む必要がありません。
- 入院費用がかかりません。
など多くのメリットがあります!